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  • 執筆者の写真元気牧師

9月27日(火)



【聖句】


「主よ、助けてください。おぼれそうです。」


(新約聖書・マタイによる福音書8章25節)



【黙想】


弟子たちの小舟。

湖に漕ぎ出す。

激しい嵐が起こり、舟は波に翻弄される。

弟子たちはこの湖を仕事場としてきた漁師。

そんな彼らでさえ身の危険を覚えるほどの雨風。


そんな中でイエスさまは、

舟の中で眠っておられた、と聖書は言うのです。


そんな主イエスの体を揺さぶって起こし、

弟子たちが叫んだ言葉は今日の聖句です。


「主よ、助けてください。おぼれそうです。」


この言葉を聞いた主イエスは身を起こし、

「なぜ怖がるのか」と彼らに一言し、

風と湖とをしずめてくださいました。


ある人は言います。

弟子たちもイエスさまと共に眠ればよかった。

イエスさまがご一緒なのに恐れるとはなんと不信仰なのか。


そうかもしれません。


でも、ごめんなさい。

たぶん私にはそんなことできません。


波をかぶっているのです。

溺れかけているのです。


主を信頼して静かにしていることが「正解」でしょう。

でも信仰生活は、「正解」ありきではなく、

「正解」に至るための道のりだと思うのです。


恐いのです。

不安なのです。

溺れそうなのです。

そこにイエスさまがおられるのです。

だから叫べばいい。

その叫びが、祈りが、

誰かに「不信仰だ」「間違っている」と言われても、

もういいんです。


「主よ、助けてください。溺れそうです。」


今日だって、わたしは溺れそうだ。

いつだって、わたしは溺れかけだ。


だから弱さ丸出しで、

今日もイエスさまを揺り起こそう。


まだイエスさまと一緒に眠れない自分を

イエスさまに知っていただこう。


強がるな。

立派な信仰者になろうとするな。


今日も、どうしようもなく、

イエスさまを起こそう。


いつか「イエスさまと眠る」ことができる日が来るまで、

何度でもイエスさまに叱っていただこう。

「なぜ怖がるのか」と。



【小さな祈り】


主よ、助けてください。溺れそうです。

今日も、です。

また、なのです。

手のかかる弟子です。

分かっています。

わたしもあなたみたいに、

波をかぶりながらも、

風に翻弄されながらも、

父への信頼のうちに眠ることができたらと思います。

でも、まだぜんぜん眠れません。

イエスさま、

いつかあなたのようになりたいです。

でも、そのときまで、

わたしは幾度となくあなたを揺り起こすと思います。

*あなたの言葉で祈りを続けてください。

アーメン。


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