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  • 執筆者の写真元気牧師

8月1日(火)



【聖句】


いかに幸いなことでしょう

勝利の叫びを知る民は。

主よ、御顔の光の中を彼らは歩きます。


(旧約聖書・詩編89編16節)



【黙想】


多気町の自然の中で一泊した教会学校の「夏期学校」。

私にとって夏期学校の醍醐味は「夜」ではなく「早朝」。


皆がまだ寝静まっているときに、

がんばってうんと早起きして身支度を整え、

外に出るのです。


静けさと朝露の輝き。

生気がみなぎる草や木々の香り。

僅かな鳥のさえずり。

運が良ければ、眠りにつく前のヒグラシの声も。


その美しい自然の中に佇んで

ぼーっと神さまに思いを巡らすときが私にとって最高の時間です。



しばらく佇んでいると、

中学生の女の子がひとり外に出てきました。


ずいぶんはやいね、と声をかけると、その子はこう言いました。

「朝日を見ようと思って」。


へ~、こんな子もいるんだ、と思いました。


ただ、小高い丘と森に囲まれたこの場所では、

昇ってくる太陽を見ることはできません。


「太陽はあの森の奥だねえー」。



しばらくすると、太陽は見えないのですが、

太陽と反対側、太陽に照らされる西側の丘の斜面が

少しずつ朝日色に輝き始めました。


森の木々が、朝日に照らされ始めたのです。


すると・・・

その時を待っていたかのように、

一斉に蝉が鳴き始めたのです!


朝日に照らされたところから順繰りに蝉の声がなり始め、

光に照らされる面積が広くなるにつれて

蝉の声がどんどん大きくなっていきます。


私にとってはとても新鮮な光景でした。

とても美しく、素晴らしい光景でした。


わたしはこの光景を見ながら、

今日の聖句を思い出しました。


 いかに幸いなことでしょう

 勝利の叫びを知る民は。

 主よ、御顔の光の中を彼らは歩きます。


私たちもまた、

主が御顔を向けて照らしてくださっている民です。

主イエスの復活の光の中を歩む民です。

「わたしに従うものは決して暗闇の中を歩くことはない」と

イエスさまは約束してくださいました。


主はあなた今日も、照らしてくださっています。


だから私たちも、「勝利の叫び」をあげたい。

蝉になど負けていられない。

私たちも歌いましょう。

主の復活を。私たちの勝利を。


ハレルヤ!











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