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  • 執筆者の写真元気牧師

4月17日(月)



【聖句】


あなたがたは皆、信仰により、

キリスト・イエスに結ばれて

神の子なのです。


(新約聖書・ガラテヤの信徒への手紙3章26節)




【黙想】


牧師として

神様と共に歩ませていただく中で、

いろいろな気づきを与えられてきました。


その中でも重要な気づきを一つ。


それをなんと呼ぶかは別として、

聖書が悪魔とかサタン、

あるは悪霊と呼ぶところの、

神に敵対する

目に見えない勢力は、

確実に存在する、

ということです。


もののたとえじゃない。


そしてどれほど多くの

信仰者たちが、

気づかないうちに、

その餌食になっているか。


祈りについて考えてみましょう。

あなたが祈ろうとするとき、

気後れを感じたり、

萎縮したり、恐れや不安、

慰めや平安や

喜び以外のものが侵入してくる。


祈って何になる、

という声が、聞こえてくる。


お前のようなものの祈りを

神が聞いてくださると思うのか、

というまことしやかな思いが

芽生えてくる。


鏡を見てみろ、と、

どの面さげて

神に語りかけようとしているのか、

という声が聞こえてくる。



私自身、

日々このような言葉、

このような思いに

洪水のように襲われています。


その声に耳を貸して、

自分自身を見たが最後です。


わたしは自分自身を責め、

平安を失い、

喜びも、召しも失って、

もぬけの殻のようになります。



兄弟姉妹、

わたしは実感として分かります。


この戦いに、

自分の力で立ち向かうならば、

私たはボロボロになります。


この戦いは、

決して自分の力で

戦ってはいけません。



ある人は言いました。


信仰の本質は、

耳を立て、

目を閉じることだ。


すなわち、

「聞くこと」から始まる、

ということです。


いつも「聞くこと」、

神の言葉を聞くことに

立ち戻りなさいということです。


信仰とは、

あれこれ一人で

考え込むことではないんです。


一人で考え込んで、

あれこれ自分を責めて

考え込んで、

答えを出していく、

自分を鼓舞する、

そうではないのです。


思い出す聖書のエピソードがあります。

サムエル記上30章です。


ダビデはあるとき、

男たちがいない間に

自分の町を敵に襲撃され

待ちは焼け落ち、

自分たちの妻と子どもが

みんな連れ去られてしまうという体験をしました。


町に戻った男たち

みな声をあげて泣き、

ついにはなく力もなくなり、

ショックと絶望の中で彼らは、

「お前のせいだ!」とダビデを責めはじめたのです。


ダビデはもう絶望の

どん底に突き落とされ、

どうすることもない

自責の念に襲われ、

激しい後悔に

押しつぶされそうになりました。


その時、ダビデはどうしたでしょうか。

聖書はこう言います。


 兵士はみな、

 息子、娘のことで悩み、

 ダビデを石で撃ち殺そうと

 言い出したので、

 ダビデは苦しんだ。

 だが、ダビデは、

 その神、主によって

 力を奮い起こした。

 そして彼は、

 エフォドを持ってくるように命じた。


エフォド。

これは王であり

大祭司たるものが

身に着ける祭服です。


彼は絶望の中で、

自分が神によって

何者とされているかを

思い起こすために

エフォドを身にまといました。


そして主によって

力を奮い起こし、

祈りに向かっていきました。


自分で自分を責めながら、

ではありません。


神に召された自分を、

神のおっしゃる自分を

しっかりと握って、

彼は、

祈りに向かっていきました。



あなたもエフォドを

身にまといなさい。

そして自分が何者であるかを

聖書を通して取り戻しなさい。

そして、

聖書がいうままの自分になって

祈りに向かっていくのです。


あなたに今日、必要な言葉は、

次の御言葉です。


聖書の箇所の「あなたがた」を、

「わたし」におきかけて記します。

信仰をもって、

声に出して、次の聖句を

告白してください。



わたしは、信仰により、

キリスト・イエスに

結ばれて神の子です。

洗礼を受けて

キリストに結ばれたわたしは、

キリストを着ているからです。

わたしが神の子子であることは、

神が、「アッバ、父よ」と叫ぶ

御子の霊、聖霊を、

わたしの心に送ってくださった

事実から分かります。

だから、わたしはもはや

奴隷ではなく、神の子なのです。

(ガラテヤ3:26-)


アーメン!



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