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  • 執筆者の写真元気牧師

12月6日(火)



【聖句】


わたしの魂は主をあがめ、

わたしの霊は

救い主である神を喜びたたえます。


(新約聖書・ルカによる福音書1章47節)



【黙想】


「あなたは身ごもって男の子を生む」

「その子はいと高き方の子と呼ばれる」


おとめマリアは

天使にそう告げられ、

恐れ、うろたえながらも

「お言葉どおりこの身になりますように」と

祈ってすべてを受け入れました。


ただ当然のことながら、

マリアにはこのとき、

先行きへの不安、

重圧、

疑い迷い、

あらゆる心配ごとが

はちきれんばかりにあったことでしょう。


そんな中でマリアは、

天使が告げたもう一つの奇跡、

不妊のエリサベトおばさんが身ごもった、

という出来事を確かめるために

山里へ向かったのです。


エリサベトと出会い

語り合う中で、

マリアは自分の身に

起こりはじめている出来事が

本当に神の御業であり

本当に神さまが

この私をお選びになったのだと

確信するに至りました。


そのときマリアの口から

ほとばしり出た喜びの歌、

それが、「マリアの賛歌」です。


 わたしの魂は主をあがめ、

 わたしの霊は

 救い主である神を喜びたたえます。


「あがめる」という言葉は

ギリシャ語で「メガルノー」と言います。


「メガ」って、よく聞きますよね。

声を大きくする道具は

「メガホン」。

伊勢の方であれば分かるでしょう、

大きいドン・キホーテのことは

「メガ・ドンキ」。


メガルノーとは、

大きくする、という意味の言葉です。


マリアの心の中で

主なる神様が

どんどん大きな存在になっていく。


するとそれにと伴って

それまでマリアの心を占領していた

数々の思い悩みや恐れが

不思議と、

小さくなっていったのです。


自分ばかりを見、

自分一人で将来を案じていたマリア。


そのとき彼女の心は

自分自身を

大きく、大きくしてしまっていたのです。


神が共にいてくだされば

恐るるに足らぬ小さな問題に

顔を近づけ過ぎていたのです。


1円玉だって、

目の前にかざせば

太陽だって覆い隠せるではありませんか。



兄弟姉妹、

あなたの心の中に

恐れや不安が溢れているとき、

それはあなたが

神様から目を離して

自分自身ばかり見つめ、

問題ばかりを見つめ、

自分自身やその問題を

自分で大きくしているからです。


さあ、祈りましょう。



【小さな祈り】


主よ。

あなたは天と地と海と

そこに満ちるものすべてを

お造りになった方です。

すべてのものは、

あなたの御手のうちにあり

あなたは全宇宙を

その御腕に抱いておられます。

あなたには不可能なことは

何一つなく、

あなたにはすべてのことが

可能です。

どうか今、

私の目と耳と心を

あなたのほうに向けさせてください。

あなた以外の何かが

心の中で大きくなっていくとき

わたしはおかしくなってしまうのです。

主よ、

*あなたの言葉で祈りを続けてください。



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