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  • 執筆者の写真元気牧師

10月4日(火)



【聖句】


わたし、わたしこそ神、

あなたたちを慰めるもの。

なぜ、あなたは恐れるのか

死ぬべき人、草にも等しい人の子を。


(旧約聖書・イザヤ書51章12節)



【黙想】


長年ラジオで人生相談を担当してきたある人がこう言っていました。

「人生の悩みのほぼ9割は人間関係に関するものだ」。


そんなに!?と思いませんか。

でも確かに、私たちの悩みのかなりの部分は

人間関係にまつわるものかもしれませんね。

少しばかり神が与えてくださった想像力を働かせて聖書を読めば、

聖書の登場人物たちも、

人間関係を巡ってかなりのストレス、難問、混乱を

常に抱えていただろうな、と思われてなりません。


例えばモーセ。

彼は神の召しによって

おびただしい数のイスラエルの民を導く「羊飼い」となりました。

しかし民は、苦しみや問題が起こると、

神に祈るのではなく、

モーセに向かって罵詈雑言を浴びせました。


もしモーセが、

ただ目の前の人々とだけ向き合って生きていた者だったとすれば、

かなり早い段階で、確実に心身がボロボロになり

燃え尽きてしまっていただろうと思います。


しかし彼はそうなりませんでした。

なぜでしょうか。


彼は、「人間関係」という

閉ざされた世界の中に生きていたのではなかったからです。

自分と他人の関係だけでなく、

「私と神様」の関係をいつも保持していたのです。


聖書を読めば分かりますが、

彼は何かあるといつも祈りに逃れていきました。

やられてもやり返さず、

言われても言い返さず、

すべてを神様の前に持っていき

神様に向かって注ぎだしました。


人間関係の悩みを耐え忍び、

解決を得ていくためには、

人間とだけの関係以外に、

神さまとの関係が不可欠です。


神さまとの関係がふらつくと、

俄然、私たちは人を恐れるようになり、

人からの影響をもろに受けるようになります。


こうも言えるでしょう。


あなたが人間関係で悩み、

人を恐れているとき、

それは私たちが神様と疎遠になっているしるしである、と。


「わたしこそ神、あなたを慰める者」。


人との関係を、

人と向き合うことだけで解決しようとしないで。


神様に向き合って、それから、です。



【小さな祈り】


天の父なる神様。

若いころのモーセは、

自分の腕っぷしで、

自分の正義感で、

自分の情熱で、押し通していたのに、

彼は、あなたと向き合う者に変えられました。

あなたと共に生きる者に変えられました。

そこに、彼がの強さありました。

主よ、

わたしもあなたと向き合って生きるものになりたいです。

*あなたの言葉で祈りを続けましょう。

アーメン。




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