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10月24日(火)

  • 執筆者の写真: 元気牧師
    元気牧師
  • 2023年10月24日
  • 読了時間: 2分


【聖句】


明日のことまで思い悩むな。

明日のことは明日自らが思い悩む。

その日の苦労は、その日だけで十分である。


(新約聖書・マタイによる福音書6章34節)




【黙想】


わたしは、教会と共に歩む幼稚園の園長を兼任しています。

小さな幼稚園ですが、いや、小さな幼稚園だけに!?

日々、大小いろいろな仕事が舞い込んできます。


今朝は蛍光灯の交換から始まりました。


前日に積み残していた仕事もたくさんあります。

この「日々の聖句」もその一つ。

どうしても取り掛かることができなかったのです。

本当に申し訳ありません。


毎日、たくさんのことがのしかかってきます。

卓球のラリーをしながら夕飯の支度をしているような感覚です(笑)。



いつだったか、どの本だったか、

とても印象深い言葉に出会いました。


後に牧師になるあるアメリカの少年が、

幼少期、祖母の会社で働いていたそうです。

何の会社だったか、食品会社かなにか、いずれにしても、

重い荷物をたくさん運ばなければならなかい会社のようでした。


少年は一生懸命がむしゃらに働きました。

そんな姿を見て、酸いも甘いもかみ分けた祖母は一言、

このように言ったそうです。


「一度に運べる荷物は一つだけだよ。

 一つずつ、一つずつ。」



この教えは、のちに牧師となって目まぐるしく働くようになった彼にとって、

生涯を支える言葉になったそうです。


「一度に運べる荷物は、一つだけ。」



本当にそうですよね。

次、次、あれ、これ、ではない。


明日、明後日、来月、来年、ではないのです。


実際は、それらをうっすら考えておかねばならないでしょう。

大人ですからねえ。


でも、やっぱり、明日を生きることはできないし、

過ぎ去った昨日を生きることもできません。


やっぱり、今日、なのです。

もっと言えば、「今」しかないのです。


一度に、一つずつ。

一つ一つの、今を生きていく。



一度に二つの荷物を持とうと思うから、

できないことをしようとするから、

落としてしまう、焦ってしまう、逃げ出したくなる。



「明日のことまで思い悩むな」。


おばあちゃんの言葉でいうと、

「一度に持てる荷物は、一つだけ」。












 
 
 

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