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執筆者の写真元気牧師

5月20日(土)



【聖句】


わたしの魂よ、

沈黙して、ただ神に向かえ。

神にのみ、

わたしは希望をおいている。

神はわたしの岩、

わたしの救い、砦の塔。

わたしは動揺しない。


(旧約聖書・詩編62編6-7節)



【黙想】


周囲は騒がしいのです。

心のうちにも、

あれやこれやの声が

聞こえてくるのです。


この詩編を読んでみると、

ダビデがこのとき

大勢の敵対者に囲まれ、

仲間のような顔をしている者すらも

腹の底ではダビデを呪っている・・

つらい状況にあったことが分かります。


そんななかでダビデは、

自らの魂に語りかけます。


 わたしの魂よ、

 沈黙して、ただ神に向かえ。


そのうえで彼は、

「確認」するのです。

自分自身のために。

自分の信じていることを。


 神にのみ、

 わたしは希望をおいている。

 神はわたしの岩、

 わたしの救い、砦の塔。

 わたしは動揺しない。



信仰の告白。

礼拝でも毎週していますね。

だれに向かって告白するか。

神さまに向かって。

全世界に向かって。

そのとおり。


しかしそれらと同時に、

私たちは「自分自身にむかって」も、

信仰を告白し、

確認し、

語りかけているのです。


「わが魂よ、

 お前は全能の父なる神を

 信じているのではなかったか。

 お前には救い主がおられ、

 お前の内には

 神の御霊が住んでおられるのでは

 なかったか。

 お前の内には、

 復活の主イエス・キリストの命が

 宿っており、 

 お前はもはや病にも死にも、

 悪魔にも闇にも決して支配されない、

 神の子、光の子なのではなかったか。」


私たち、

分かっているのに、

覚えているのに、

見失うんです。いともたやすく。

だから何度でも、何度でも、

告白するのです。

声に出して。言葉に出して。

魂に刻み付けるように、

刻まれた溝がさらに深くなるように。










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