
【聖句】
静まって、わたしこそ神であることを知れ。
(旧約聖書・詩編46編10節[口語訳])
【黙想】
新共同訳聖書では「力を捨てよ、知れ。わたしは神」と訳されている。
新改訳聖書では「やめよ。私が神であることを知れ」と訳されている。
力を捨てること。やめること。静まること。
捨てる、手を引く、手放す、降伏すること。
ただ静まるということではない。
8/22のイザヤ書の聖句を思い出してほしい。
お前たちは、立ち帰って
静かにしているならば救われる。
安らかに信頼していることにこそ力がある。
立ち帰って、静かにする。
静かにするとは、立ち帰ることだ。
神に立ち帰って、静かにする。
神が語れるのを聞く。
神が御座から立ち上がられる音を聞く。
そして神との関係を深めていく。
今日の聖句も同じ。
静まって「わたしこそ神であることを知れ」。
あなたは神ではない。あなたは神でなくてよい。
洗礼者ヨハネもはっきりとこう言った。
「わたしはメシアではない、わたしは救い主ではない。」
このように言えることが救いの始まり。
あなたが恐れ、惑い、静まるどころかせわしなくたち動いているとき、
それはあなたが、自分で自分を救わねばならないと思い込んでしまっているとき。
あなたが救い主であり、神であり、羊飼いであるかのように振る舞ってしまっているとき。
やめよ。私が神であることを知れ!
【小さな祈り】
主よ、
そうでした。
どう考えても、
わたしは神ではありませんでした。
それなのに、神になろうと、
ならねばと、思い込んでいたのです。
主よ、あなたこそが神。
私の神は、主よ、あなたです。
今、静まって、あなたが神であること、
わたしは神ではないことを思います。
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*あなたの言葉で祈りましょう。
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アーメン。
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