【聖句】
愛には恐れがない。
完全な愛は恐れを締め出します。
(新約聖書・ヨハネの手紙一4章18節)
【黙想】
『ヨハネの手紙』は、
愛の手紙と呼ばれています。
神様の私たちへの愛。
それはわたしたちを神の子としてくださるほどのものであり、
そのためにご自身の独り子をすら与えてくださったもの。
さらに私たちのためにご自分の「霊」を与えてくださり、
永遠に私たちの内にご自身の霊を住まわせてくださるほどのもの。
そしてこの手紙で使徒ヨハネははっきりと宣言するのです。
「神は愛なり」と。
わたしたちがこの神様の完全な愛を知り、
味わうとき、私たちの内にあるどんな恐れも締め出されてしまう。
完全な愛がまっとうされるとき、
神の完全な愛のしるしである聖霊が私たちのうちにお住まいくださるとき、
恐れは、もう私たちのうちに居座ることができなくなるのです。
さらにいえば、
今度はわたしたちが神様を愛するように変えられていくので、
さらにさらに、恐れは居場所を失い、日ごとに締め出されていきます。
だとすれば、
兄弟姉妹、次のことを心にとめたいと思います。
「恐れを取り去ってください」という祈りではなく、
「主よ、あなたの完全な愛にもっと気づかせてください!」
「あなたの愛が分かるように助けてください!」と祈ることが
しばしば必要なのではないか、ということ。
さらに、
「主よ、私のあなたへの愛を増してください」と祈ることが、
わたしたちを恐れから解放するということ。
恐れに取りつかれた時は、
恐れを相手取るのではなく、
神様を相手取り、
愛を追い求める祈りをささげてみよう。
【小さな祈り】
讃美歌321番の歌詞を載せます。
歌詞を読み、あなたの言葉で祈りましょう。
1)我が主イエスよ、ひたすら
祈り求む 愛をば
まさせたまえ 主を愛する
愛をば 愛をば
2)世の安きと楽しみ
求めたりし 身なれど
今は願う 主を愛する
愛をば 愛をば
3)来たれ来たれ 苦しみ
憂き悩みも いとわじ
勇み歌わん 主を愛する
愛をば 愛をば
4)いまわの息 かすかに
残る時も 愛をば
増させたまえ 主を愛する
愛をば 愛をば
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