【聖句】
永遠の命とは、
唯一のまことの神であられるあなたと、
あなたのお遣わしになった
イエス・キリストを知ることです。
(新約聖書・ヨハネによる福音書17章3節)
【黙想】
聖書は辞書でも定義集でもないので、
「〇〇とはなんぞや」という
簡潔明瞭なセツメイは書かれていません。
しかし今日のこの箇所では珍しく、
イエスさまが「永遠の命とは」ということを
端的に語っておられるのです。
もちろん、単なるセツメイでも定義でもありません。
しかしこの短い言葉の中に、
大変本質的なことが言い表されているのです。
永遠の命とは、
唯一のまことの神であられる父と、
父なる神のお遣わしになった
イエス・キリストを知ることです。
ここでいう「知る」」というのは、
お勉強で身に着けた知識ではありません。
旧約聖書のアダムとエバを思い出してください。
彼らが父母を離れ、
二人が一体となること、一つの体となること、
このことを聖書では、
「アダムは妻エバを知った」と表現するのです(創4:1)。
神とキリストを、深く深く知る。
キリストと一つに結ばれる。
ここにかかわってくるのは、
私たちの知能とか技能ではなく、
知恵と啓示の霊である聖霊の力強いお働きです。
使徒パウロの祈りを思い出します。
・・・・
どうか、わたしたちの主イエス・キリストの神、
栄光の源である御父が、
あなたがたに知恵と啓示との霊を与え、
神を深く知ることができるようにし、
心の目を開いてくださるように。
(エフェソ1:17-18)
・・・・
神を深く知るために、
心の目が開かれるように。
そのために、
知恵と啓示の霊である
聖霊が豊かに御働きくださるように。
イエスさまとわたしは一体、
私は神様と一つ、って、
本当に味わうことができるように・・・。
それこそが「永遠の命」の本質なのですから。
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