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9月27日(火)

  • 執筆者の写真: 元気牧師
    元気牧師
  • 2022年9月27日
  • 読了時間: 2分


【聖句】


「主よ、助けてください。おぼれそうです。」


(新約聖書・マタイによる福音書8章25節)



【黙想】


弟子たちの小舟。

湖に漕ぎ出す。

激しい嵐が起こり、舟は波に翻弄される。

弟子たちはこの湖を仕事場としてきた漁師。

そんな彼らでさえ身の危険を覚えるほどの雨風。


そんな中でイエスさまは、

舟の中で眠っておられた、と聖書は言うのです。


そんな主イエスの体を揺さぶって起こし、

弟子たちが叫んだ言葉は今日の聖句です。


「主よ、助けてください。おぼれそうです。」


この言葉を聞いた主イエスは身を起こし、

「なぜ怖がるのか」と彼らに一言し、

風と湖とをしずめてくださいました。


ある人は言います。

弟子たちもイエスさまと共に眠ればよかった。

イエスさまがご一緒なのに恐れるとはなんと不信仰なのか。


そうかもしれません。


でも、ごめんなさい。

たぶん私にはそんなことできません。


波をかぶっているのです。

溺れかけているのです。


主を信頼して静かにしていることが「正解」でしょう。

でも信仰生活は、「正解」ありきではなく、

「正解」に至るための道のりだと思うのです。


恐いのです。

不安なのです。

溺れそうなのです。

そこにイエスさまがおられるのです。

だから叫べばいい。

その叫びが、祈りが、

誰かに「不信仰だ」「間違っている」と言われても、

もういいんです。


「主よ、助けてください。溺れそうです。」


今日だって、わたしは溺れそうだ。

いつだって、わたしは溺れかけだ。


だから弱さ丸出しで、

今日もイエスさまを揺り起こそう。


まだイエスさまと一緒に眠れない自分を

イエスさまに知っていただこう。


強がるな。

立派な信仰者になろうとするな。


今日も、どうしようもなく、

イエスさまを起こそう。


いつか「イエスさまと眠る」ことができる日が来るまで、

何度でもイエスさまに叱っていただこう。

「なぜ怖がるのか」と。



【小さな祈り】


主よ、助けてください。溺れそうです。

今日も、です。

また、なのです。

手のかかる弟子です。

分かっています。

わたしもあなたみたいに、

波をかぶりながらも、

風に翻弄されながらも、

父への信頼のうちに眠ることができたらと思います。

でも、まだぜんぜん眠れません。

イエスさま、

いつかあなたのようになりたいです。

でも、そのときまで、

わたしは幾度となくあなたを揺り起こすと思います。

*あなたの言葉で祈りを続けてください。

アーメン。


 
 
 

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