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9月24日(土)

  • 執筆者の写真: 元気牧師
    元気牧師
  • 2022年9月24日
  • 読了時間: 3分


【聖句】


あなたの神、主は

あなたを良い土地に導き入れようとしておられる。


(旧約聖書・申命記8章7節)



【黙想】


神の人モーセに率いられて奴隷の地エジプトを脱出し、

まだ見ぬ約束の地へと向かって荒れ野を旅するイスラエルの民。


そんな民に対して、主なる神様がモーセを通して語りかけてくださった言葉。


「あなたの神、主はあなたを良い土地に導き入れようとしておられる。」



かつて、このたった一言の御言葉によって息を吹き返した者の一人として、

わたしは今日、是が非でもあなたの魂にこの聖句を刻み付けたい。


試練の時や、苦難の時、やっとのことで前に進んでいるとき。

靄の中、手探りでしか進めないような道を行くとき。

そもそも前に進んでいる実感すらないような時や、

進むほどにぬかるみに足を取られるような時。


それでもなお歩み続けるために必要なのは、

私たちのド根性ではありません。

根性だけで前に進む。

それは何かしら自分を欺き、だまし、

たるいは鞭打って無理やり従わせているだけです。


私たちに必要なのは、

この道を歩み続けていてよい、

この道であっているのだ、という保証と、

この試練や苦しみには意味や目的があるのだという理解です。


「あなたの神、主は

あなたを良い土地に導き入れようとしておられる。」


この聖句は、その両方を与えてくれるのです。


主はあなたを、良い土地に導き入れようとしておられる。

だから安心してこの道を行きなさい―。


主はあなたを、良い土地に導き入れようとしておられる。

それゆえにこのような試練や困難が与えられるのだ―。


そして何より、

この聖句から伝わってくるのは、

この旅路には主ご自身が同伴してくださっているのだ、

主がこの手を引いてくださっているのだ、という限りない平安です。



この聖句は、旅の必需品。

旅人がコンパスを握りしめて現在位置と進む方角を確認しながら歩くように、

わたしたちはこの御言葉を握りしめて歩みます。

一歩踏みしめるごとに御言葉を口ずさみ、

息を吐くごとにこの聖句を思い巡らして。



【小さな祈り】


「主はあなたを、良い土地に導き入れようとしておられる。」

アーメン、主よ、信じます。

あなたは私を良い土地に、

乳と蜜の流れる約束の地に導き入れようとしておられます。

その日、わたしのこの口は、

あなたに向かって今まで歌ったことのないような新しい讃美を歌い、

わたしのこの唇は、

あなたが成し遂げてくださった数々の御業を物語る証で満ち溢れるでしょう。

主よ、私が試練の中で心身が疲れ果て、

路頭に迷い、荒れ野で霊に渇きを覚えるとき、

どうかあなたのこの御言葉を思い起こさせてください。

この御言葉につかまって立ち上がり、

この御言葉を口ずさみながら再び歩きはじめることができるように。

*あなたの言葉で祈りを続けてください。

アーメン。



 
 
 

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