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執筆者の写真元気牧師

9月23日(土)



【聖句】


激しい突風が起こり、舟は波をかぶって、

水浸しになるほどであった。

しかし、イエスは艫の方で枕をして眠っておられた。


(新約聖書・マルコによる福音書4章38節)



【黙想】


昨日、幼稚園の子どもたちとの礼拝で、

私の大好きな話の一つ、

イエスさまとお弟子さんたちが夕暮れの海に舟を出す話をしました。


一日中立ち働いて疲れ果てていた弟子たち。

しかし「舟を出して向こう岸へ渡ろう」とおっしゃる主イエス。


主の言葉に従って舟を出す弟子たちの後ろ姿。


太陽が沈み、あたりが暗闇に閉ざされると、

急に突風が四方八方から吹き荒れ

海はあっという間に大荒れとなり、

小さな舟はまるで木の葉のよう。


弟子たちは必死に水をかき出し、

積み荷を守り、船体を押さえつけ、

なんとかして舟を安定させようと死に物狂い。


「『ああ、もうだめだ~沈没する~』と思った弟子たちが、

助けを求めようとイエスさまのほうを振り返ったら・・・

イエスさま、何していたと思う!?」


しばらく間をおいて・・・


「なんとイエスさま、寝とった!」


そうっていびきをかいて見せると、

子どもたちは大笑い。


何度やっても、

「寝とった!」で大笑い。



これぞまさに「緊張と緩和」っていうやつですよね。


笑った後の子どもたちは、

心がふんわりしていて、

安心しきっています。



イエスさまが、枕して眠っておられる。

この舟で、嵐に翻弄されるこの私の舟で、

イエスさまが安らかに眠っておられる。


主が私たちの舟に枕を定め、

「この嵐を、恐れなくともよい」と全身で証しておられる。


だいじょうぶ。

だいじょうぶ。






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