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9月21日(水)

  • 執筆者の写真: 元気牧師
    元気牧師
  • 2022年9月21日
  • 読了時間: 2分


【聖句】


剣をさやに納めなさい。

剣を取る者は皆、剣で滅びる。


(新約聖書マタイによる福音書26章52節)



【黙想】


イエス・キリストが十字架にかかられる前の晩。

捕らえられた主イエスのために、

弟子の一人が剣を振りかざして捕縛者に向かっていきました。

たった一人こんなことをしても主イエスを「救出」できるはずもないのです。

しかし彼は、剣を振りかざして戦おうとしました。


その時主イエスが、

はっきりと(たぶん捕縛者たちにも聞こえるように)おっしゃった言葉が、

今日の聖句です。


剣を取るものは皆、剣で滅びる。

だから剣を鞘に納めなさい。


神を信じる者の戦い方があるのだ、ということです。


その戦い方とは、剣を振りかざすものではありません。

むしろ、剣を振りかざして戦いたくなるときにこそ、

自らの剣を鞘に納めておく。

あるいは、抜いた剣を静かに鞘に納める。


自分の剣を鞘に納めるということは、

そっくりそのまま神への祈りであり、

主への信仰告白です。


そこには、必ず、神様の顧みがあります。

あなたが自分の剣で戦うのをやめたとき、

神の力があなたを覆うのです。


讃美歌333番の歌詞を思い出します。


主よ、われをば とらえたまえ

さらばわが霊は 解き放たれん

わがやいばを くだきたまえ

さらばわが仇に 打勝つをえん



【小さな祈り】


主よ。

私が自分の小さな剣を振りかざして戦いそうになるとき、

あなたの御言葉を思い起こさせてください。

抜きかけた剣を鞘に納め、

いやむしろそれを捨てることで、

あなたへの私の信頼を言い表すことを得させてください。

*あなたの言葉で祈りを続けてください。

アーメン


 
 
 

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