【聖句】
イエスは再び言われた。
「わたしは世の光である。
わたしに従う者は暗闇の中を歩かず、命の光を持つ。」
(新約聖書ヨハネによる福音書8章12節)
【黙想】
「わたしに従う者は決して暗闇の中を歩くことはない。」
これはイエスさまの約束であり、宣言です。
主がこのように断言しておられるのですから、
私たちはただアーメンと答えたいと思います。
つくづく思わされることですが、
本当は、神の言葉はゴチャゴチャ解説する必要はないのえす。
無論、適切な説明、解きほぐす手ほどきが必要な場合もあるでしょ。
でもやはり基本は、御言葉をそのまま伝えること、
臆せずそのまま語り通すことであると思います。
そして受け手もまた、
そのままアーメンと受け入れることだと思います。
ただ、この御言葉を聞き取る上で一つ、
見落としてはならぬことがあります。
「わたしに従う者は暗闇の中を歩かず、命の光を持つ」という、
この「従う者」という小さな言葉。
イエス・キリストの光を見、
その光の中を生き、
決して暗闇の中を歩むことのない人生を送る人は、
主イエスに従っている者であるというのです。
主イエスに従うのではなく、
主イエスを従えようとしている人には、
いくら熱心に信心深い振る舞いをしたとしても、
光は見えないでしょう。
主イエスに従うことなしに、
ただ主イエスから何かもらおうとだけしているなら、
何時間お祈りしたところで何も起こらないでしょう。
実は、祈りにおいて大切なことは、
言うこと、ではなく、聞くこと、なのです。
相手の話を聞く姿勢を持たず闇雲に自分の願いばかり押し通していたら、
いつまで経っても、闇雲の中から出られません。
光も見えません。
「何を言おうか」と考えているから祈れなくなるのです。
まずは聞くことから。
そうすれば、自然と祈りが生まれてくるはずです。
さあ、やってみよう。
【小さな祈り】
「わたしに従う者は暗闇の中を歩かず、命の光を持つ。」
この約束をまっすぐに聞き取り、
あなたの心の内に生まれた思いや感謝、願いを、
「そのまんま」口にしてください。
取り繕ったり、考えをまとめたりしないでください。
そのまんま、声に出してください。
短くていいです、一言でもいいです。
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