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執筆者の写真元気牧師

8月9日(火)




【聖句】


涙と共に種を蒔く人は 喜びの歌と共に刈り入れる。


(詩編126:5)



【黙想】


涙をもって種を蒔く。

すぐに結果は出ない。

すぐに結論は出ない。

すぐに収穫にありつけるわけではない。

しかしそれでもなお、種を蒔く。

撒かねばならないときがある。

主なる神を信じて種を蒔く、種を「手放す」。


使徒ヤコブの言葉。

兄弟たち、主が来られるときまで忍耐しなさい。 農夫は、秋の雨と春の雨が降るまで忍耐しながら、 大地の尊い実りを待つのです。 あなたがたも忍耐しなさい。心を固く保ちなさい。 (5:7-8)

種を蒔く者は、忍耐しなければならないことを覚悟する。

しかし、ただ涙を流し歯を食いしばって種を蒔くのではない。

種を蒔く人は、

収穫を待ち望む人でもある。

種を蒔く人は、

蒔いた種が何倍にもなって返ってくることを期待している人でもある。

そうでなければ種をまくことはできないはずだ。


ところで、種の発芽と成長は

種を撒いた人の人間の意のままにはいかない。

だから信じて種を蒔く人は、

その後のことはすべて、

神の御心に委ねる人でもある。

私たち自身がいくら頑張っても、

神の時が満ちなければ、芽は出ないのだから。


裏返し言えば、

それが真冬だろうが、

そこが荒れ野だろうが、

神の時が来たなら必ず芽吹く、ということだ。


だから種を撒こう。

寒い冬でも、

暑い夏でも。


むしろ、辛いときこそ種を蒔こう。

御言葉の約束を握って。


そして蒔いた種は、

神に委ねておこう。

「まだ芽が出ない」と掘り返さないように。



【小さな祈り】


恵み深い天の父よ。

芽を出させてくださるのはあなたです。

花を咲かせ、実りを与えてくださるのは、

主よ、あなたです。

しかし主よ、

あなたは私に、

種を蒔くことを委ねてくださいました。

信じて、やってみることを。

結果は神に委ねて、はじめてみることを。

しばしば、

目の前に広がっているのは荒れ野であり、

そこに種を蒔くことは

徒労のようにも思われます。

しかしあなたは約束してくださいました。

涙と共に種を蒔く人は 喜びの歌と共に刈り入れると。

*あなたの言葉で小さく祈ります。

アーメン。


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