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  • 執筆者の写真元気牧師

8月28日(月)



【聖句】


神はわれらの避け所また力である。

悩める時のいと近き助けである。


(旧約・詩編46:1[口語訳])



【黙想】


詩編46編は、ドイツの宗教改革者マルティン・ルターが作った有名な讃美歌、

「神はわがやぐら」のもとになった詩編です。


彼自身の試練の真っただ中で、

また恐ろしい疫病であるペストが蔓延し、

死の足音がもうすぐそこまで近づいている状況の中で、

彼は詩編46編を握って生き抜いたのです。


詩編46編、新共同訳聖書では次のような言葉で始まります。

神はわたしたちの避けどころ、わたしたちの砦。 苦難のとき、必ずそこにいまして助けてくださる。

「必ず」と聖書が言うとき、

それは文字通り「必ず」なのです。


苦難のとき、必ずそのところにいて助けてくださる。

必ず助けてくださるのです。


ルターが記した讃美歌の歌詞の原文はドイツ語ですが、

その言葉をほぼそのまま翻訳した歌詞を載せてみます。


日本語の讃美歌267とは違う味わいがあります。

ぜひ噛み締めるように読んでみてください。


1.

私たちの神は堅き砦、よき守りの武器。 神は私たちを苦しみ、悲惨から助け出してくださる。 悪い敵はいま必死にあがいており、 その大きな勢力と策略を用いて攻撃してくる 地上の存在でこれに勝てる者はない。

2. 私たち自身の力は無に等しい。

私たちは一人では立つこともできない。 しかし私たちにかわって戦ってくださる方がおられる。 その方は神が立ててくださった戦士。 あなたはその名を聞くのか。

その御名はイエス・キリスト。 万軍の主なるお方、神ご自身であられるお方。 主は敵に敗れることはない。

3. 悪魔が世に満ちて、私たちを飲み込もうとするときも 私たちは恐れなくてもよい。私たちは敵に勝利する。 この世を支配するサタン、悪魔がたけり狂っておそってくるときも 彼の手は私たちにとどかない。 彼は神のみことばの一撃で、打ち倒される。

4. 世人たちがみな神のみことばをあざけり、 御言葉をふみにじっておそれを知らぬときであっても 主は私たちと共に戦ってくださり、 聖霊と賜物を与えてくださる。 世人が地上のいのち、財産、名誉、妻子を奪いとろうとしても 世人は何も得ることはできない。 神の国は永遠にキリスト者のものなのだ。



【小さな祈り】

(可能な方は讃美歌267番を歌うか聞くかするのもよい)

(YouTube : https://www.youtube.com/watch?v=_G5yik1KpkY)


主よ。

あなたはわたしの避けどころ、

わたしたちの砦です。

苦難のとき、あなたは必ず

すぐそばにいまして私を助けてくださいます。

「必ず」とあなたはおっしゃいました。

あなたが「必ず」とおっしゃるのですから、

私は無条件に信じて期待します。

どうかあなたの御言葉のとおり、

この身になりますように。

*あなたの言葉で続けて祈りましょう。

アーメン。



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