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8月25日(木)

執筆者の写真: 元気牧師元気牧師


【聖句】


わたしの魂よ、主をたたえよ。

わたしの内にあるものはこぞって

聖なる御名をたたえよ。

わたしの魂よ、主をたたえよ。

主の御計らいを何ひとつ忘れてはならない。


(旧約・詩編103:1-2)



【黙想】


フィリピの町の牢獄。

足枷を付けられ鎖でつながれた使徒パウロとシラス。

昼間の鞭打ちで背中についた傷の痛みに耐えながら、

彼らは眠れぬ夜を過ごしていました。


使徒言行録16章25節にこうあります。

真夜中ごろ、パウロとシラスが賛美の歌をうたって神に祈っていると、 ほかの囚人たちはこれに聞き入っていた。

真夜中の牢獄の中で、

足枷と背中の傷のゆえに身を横たえることもできない二人は、

しかし「讃美の歌をうたっていた」というのです。


彼らが歌った讃美は当然、

「詩編」の中のいずれかに違いないと思います。


では彼らは詩編の何編を歌っていたのでしょうか。


ある人はこう言います。

「それは詩編103編ではないだろうか。」

私も、そうかもしれない、そうに違いないと思います。


詩編103編はこう歌いはじめます。

わたしの魂よ、主をたたえよ。 わたしの内にあるものはこぞって 聖なる御名をたたえよ。 わたしの魂よ、主をたたえよ。 主の御計らいを何ひとつ忘れてはならない。

兄弟姉妹、

讃美の歌を歌えないときがあります。

パウロたちだってそうでした。

でも、だからこそ彼らは、自分自身の魂に命じるのです。

「わが魂よ、主をほめよ!」

そうやって主に向かって顔をあげて、

苦しい時に捧げる讃美こそ、

聖書が「賛美のいけにえ(ヘブライ13:15)」と呼ぶところの、

もっとも素晴らしい神への捧げものになるのです。


そしてそのような讃美は

闇ではなく主に目を向けさせ、

霧ではなく神に心をあげさ、

あなたの霊を奮い立たせます。



【小さな祈り】


*私の魂よ。主を讃えよ!

*私の内にあるすべてのものよ、主をほめたたえよ!

*我の魂よ、私の骨、私の肉と血よ!造り主である主を讃美せよ!


恵み深い天の父よ。

私の捧げる讃美の歌は、

御使いのように上手ではないと思います。

けれども主よ、

私のささげる讃美のいけにえを今、

お受け取りください。

*苦しみの中にある方、試練の中にある方、

主を讃美してください。

あなた自身の言葉か、

詩編103編の言葉でもかまいませんから、

讃美のいけにえをささげてください。

アーメン。




 
 
 

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