【聖句】
わたしは自分が信頼している方を知っており、
わたしにゆだねられているものを、
その方がかの日まで守ることがおできになると確信しているからです。
(新約・1テモテ1:12)
【黙想】
晩年のパウロが、愛する弟子テモテに宛ててローマの獄中から書き送った手紙の一節。
若き伝道者テモテは当時、
パウロから託されたエフェソの教会で伝道牧会にあたっていました。
繊細な心を持っていたテモテは、
どうやらパウロ先生のようになれない自分自身を責め、
若いということに引け目を覚え、
不安と心細さを感じていたようなのです。
そんなテモテに優しく語りかけ、
もう一度与えらえた使命に立ち返るようにと慰め励ますのがこの手紙です。
わたしは自分が信頼している方を知っており、 わたしにゆだねられているものを、 その方がかの日まで守ることがおできになると確信している
神様から与えられた使命は、
自分の力で守り通さなければならないものではありません。
決して忘れてはならないことがあります。
神様は人に何か使命をお与えになるとき、
「あなたがこれをしなさい」とはおっしゃいません。
「わたしと一緒にこれをしてほしい」とおっしゃるのです。
ご自分の御業の、いわば「パートナー」となるように召してくださるのです。
独力で、孤独に、孤立して、孤軍奮闘してはなりません。
あなたに、そしてテモテに必要なことは、
「神様のために!」となおも頑張り続けることではなく、
「神様とともに!」という、召命の原点に立ち返ることです。
【小さな祈り】
主よ、
わたしも自分が信頼している方を知っています。
わたしに委ねられているものを、
最後まで守り通してくださる方を知っています。
それは、主よ、あなたです。
私は今、あなたに目をとめます。
わたしは五つのパンに過ぎませんが、
わたしはあなたの手にのせられた五つのパンです。
どうか私を用いてあなたの御業をなさってください。
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*あなたの言葉で祈りましょう。
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アーメン。
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