
【聖句】
目を高く上げ、誰が天の万象を創造したかを見よ。
(旧約聖書・イザヤ書40章26節)
【黙想】
「上を向くだけ健康法」っていうものがあると聞いたことがあります。
内容までは分かりませんが、なんとなく想像がつきます。
以前何かの本で、
人間は上を向くだけで元気になるようにできている、
と読んだことがあります。それとちょっと重なる気がします。
聖書の時代の人々は、
目をあげて、雄大な山々を仰ぎ、
目をあげて、満天の星空を仰ぎ、
目をあげて、天地万物を想像なさった方を思い巡らしたのでしょう。
聖書の人々のこととは少し話がずれますが、
小学生のころに「星と星座」みたいな授業があって、
○○のように見えるから○○座、って習ったとき、
クラスのみんなが言いました。
「ぜんぜん○○に見えないじゃん」って。
そのとき私は思いました。
星々をつないだこの線が、まるで○○のようだと思えてくるくらい、
そしてそこから物語が思い浮かんでくるくらい、
きっと昔の人たちは毎晩のように星空を見上げていたんだろうな、と。
最後に夜空をゆっくり見上げたのはいつだろう。
月の明るさにおどろき、
雨の森の命みなぎる空気を肺いっぱい吸い込み、
夕焼けの茜色に胸躍らせたのはいつのことだろう。
聖書を開くことと同じように、
わたしたちは目を高くあげて天の万象を仰ぎ、
創造主である主の偉大さに思いを潜めるときも大切です。
この台風と一緒にチリやホコリが去って行ったあと、
澄んだ夜空を仰いでみては。
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