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執筆者の写真元気牧師

7月31日(日)



主は世界中至るところを見渡され、御自分と

心を一つにする者を力づけようとしておられる。

(旧約・歴代誌下16:9)



【黙想】


はじめてこの御言葉に出会ったときの、

あのなんとも言えない気持ち。

すごい言葉だなーと率直に、素朴に、感じました。


この言葉のどこが、何が、すごいのか?


まずは、主なる神様が世界中至るところを見渡しておられるというところです。

じゃあ主は、世界中を見渡して何をしておられるのでしょう?

主は探しておられるのだというのです。

何を?


主が探し求めておられるのは

「御自分と心を一つにする者」だと言われています。


そして主は、そのような者を見つけたら

喜んでその者に御自分の力を与えてくださる。

力づけてくださる。


なんというお約束でしょう!

神が力づけてくださる。

神様から助けられ、力づけていただけるなら、

どんなことでもできる。

何が起こっても大丈夫でしょう。


けれども大切なことは、

主は誰彼かまわずに力をお与えくださるのではないということです。

「御自分と心を一つにする者」を主は力づけてくださる。

そうであるなら、私たちは「力をください」と祈るべきではありません。

力を追い求めるべきではありません。

私たちが追い求めるべきは、

神様と心を一つにすることです。


神様の望まれることを自分も望み、

神の愛されるものを自分も愛し、

神のお嫌いなことを自分も嫌い、

神が好まれるものを自分も好むように。

神様がどんなにかこの私のことを愛してくださっているかを知るように。

そして私たちも神様を心から愛することが出来るように…。

「神様、あなたのように感じ、考え、見、聞き、語り、愛したいです」と祈ることです。


私たちはしばしば、神を信じ、神の御心を祈り求めながら、

実際は自分の思い、自分の心で生きています。

それでは神の力の威力を理解することはできません。

誤解を恐れずに言えば、私たちは、

神様から信頼していただけるようにと祈るべきです。


力ではなく、忠実さ、誠実さ、そして愛を祈り求めよう。


【小さな祈り】


主なる神様。

自分のしたいことをするために、

自分の望みをかなえたいがために、

あなたの力を欲していたことを認めます。

主よ、

あなたのお考えを、

あなたのお望みを、私に示し、教えてください。

そして私が、あなたと同じように望み、

あなたと同じ夢を見ることができるように助けてください。

「主よ、ここに私がおります!」と、

「私を見つけてください!」と、

あなたに向かって両腕をひらいて立ち上がりたい!

そのときには、

きっと私は、まるで絵に描いた天使のように

あなたの翼によって舞い上がり

御使いのごとく喜んで

あなたの御旨を果たすでしょう。

(続けてあなたの祈りを。)

アーメン。





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