
【聖句】
わたしは魂を沈黙させます。
わたしの魂を、
幼子のように
母の胸にいる幼子のようにします。
(旧約聖書・詩編131編2節)
【黙想】
沈黙することができるのは、
本当に信頼しきっているからです。
沈黙と信頼とは、
表裏一体のことです。
沈黙。
それは、黙して待ち望むこと。
物事を自分の手で
コントロールすることをやめて、
すべてを神にお任せすることです。
沈黙。
それは、ただ黙っていることでは
ありません。
無心になることとは
根本的に違います。
幼子が沈黙していられるのは、
無我の境地に達しているからではなく、
その魂が信頼すべき母親に
一途に向かっているからです。
だからたとえ周りが嵐でも、
幼子は平安なのです。
この手でコントロールしようとし、
この手のうちにすべてを
収めていようとするとき、
私たちの魂は平安を失い、
信頼を見失います。
さあ静かに、落ち着いて。
神にできないことは
何一つないという真理に
立ち返るときです。
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