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執筆者の写真元気牧師

7月25日(月)

【今日の聖句】(サムエル上30:6)

だが、ダビデはその神、主によって力を奮い起こした。


【黙想】

ダビデとその兵たちがツィクラグの町を留守にしている間に、敵兵が侵入したのです。彼らは町を襲って火を放ち、戦いに出ている男たちの妻や息子、娘たちを皆連れ去っていきました。奴隷として売ろうとでもしたのでしょう。


ダビデとその兵士が町に戻ったとき目にしたのは、焼け落ちた町、黒こげの我が家でした。兵士たちはこの惨状に声をあげて泣きました。ダビデも同じです。彼の妻もいなくなっていました。


話はそこで終わりません。

兵士たちはこの不幸をダビデの失策だと言い始めました。

悲しみと怒りの矛先をダビデに向けたのです。

「ダビデを石で打ち殺そう」と言い出しました。


妻を失った悲しみの中で部下から命を狙われる。

耐えがたい苦しみの中で、ダビデは気が狂いそうなほどだったでしょう。


しかし、聖書はこう言うのです。

だが、ダビデはその神、主によって力を奮い起こした。

さらに聖書はこう続けます。

ダビデは、アヒメレクの子、祭司アビアタルに命じた。「エフォドを持って来なさい。」

エフォドとは、祭司が礼拝の際に身に着ける特別な衣装です。

ダビデは、耐えがたい苦しみの中でそのエフォドを着ようとするのです。

自分が何者であるかを思い起こすために。

自分に与えられている神の約束を思い起こすために。

そして、祈りへと、主を礼拝することへと自分を励まし、駆り立てるためにです。


そこに、道が開かれていきました。


兄弟姉妹、

ダビデは涙を流しながらエフォドに身を包みました。

私たちも今日、主によって力を奮い起こし、

エフォドに手を伸ばしましょう。


そこに必ず、道は開かれるのです。



【小さな祈り】


わたしの神、主よ。

苦しみのあまり、痛みのあまり、

あなたを忘れてしまうことのないように助けてください。

苦しみをすら、痛みをすら、用いて、

わたしがあなたに近づくようにしてください。

涙を流しながらエフォドに袖を通したダビデのように、

涙を流しながら讃美をささげる私にしてください。


ーつづけてあなたの言葉で、素直に祈ってくださいー

アーメン



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