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執筆者の写真元気牧師

7月22日(土)




【聖句】


あなたがたが早く起き、

おそく休み、

辛苦のかてを食べることは、

むなしいことである。

主はその愛する者に、

眠っている時にも、

なくてならぬものを

与えられるからである。

(旧約聖書・詩編127編2節)口語訳



【黙想】


 主はその愛する者に、

 眠っている時にも、

 なくてならぬものを与えられる。


驚くべき約束です。

深い慰めです。


私たちは眠っているときにも、

いや、もしかしたら、

眠っているときにこそ

神さまから最も素晴らしい

恵みをいただくのかもしれません。


それは肉体が眠っているとき、

というだけではなく、

私たち自身の自我というか、

「自分が、自分が」という

自分自身が眠り、静まるとき

とも言い換えられるかもしれません。


イザヤ書にはこうあります。


 まことに、

 イスラエルの聖なる方

 わが主なる神は、

 こう言われた。

 「お前たちは、立ち帰って

 静かにしているならば救われる。

 安らかに信頼していることにこそ

 力がある。」30:15


しかし、この聖句はこう続きます。


 しかし、お前たちは

 それを望まなかった。

 お前たちは言った。

 「そうしてはいられない、

 馬に乗って逃げよう」と。

 それゆえ、お前たちは

 逃げなければならない。

 また「速い馬に乗ろう」と言ったゆえに

 あなたたちを追う者は速いであろう。


そうしてはいられない、と言って、

自らの手で安心を得ようとして

馬に乗って逃げようとする。

委ねることではなく、

走り回ろうとする。


そこに生まれてくるのは、

さらなる不安です。

自分の手で安心を得ようと

朝早く起き、夜遅くまで起き、

馬にのって走り回ることは

逆効果なのです。


勇気がいることかもしれません。

しかし、委ねるのです。

本当に委ねてみるのです。


 あなたがたが早く起き、

 おそく休み、

 辛苦のかてを食べることは、

 むなしいことである。

 主はその愛する者に、

 眠っている時にも、

 なくてならぬものを

 与えられるからである。


なくてはならぬものを

受けるために、

今日も安らかに信頼していよう。













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