【聖句】
求めなさい。そうすれば、与えられる。
(新約聖書・マタイによる福音書7章7節)
【黙想】
使徒言行録の4章に、
とても印象深いシーンがあります。
生まれつき足の不自由な人を癒した
ペトロとヨハネが、
議会で取り調べを受け、
「もうイエスの名によって語るな」
との命令を言い渡された後。
彼らはすぐさま
教会の兄弟姉妹のところに帰り、
事の次第を報告しました。
すると教会はそのまま、
祈祷会を始めたのです。
これを聞いた人たちは
心を一つにし、
神に向かって声をあげて言った。
このときの兄弟姉妹の祈りは、
最後、次のような大胆な
願いをもって結ばれていました。
主よ、今こそ
彼らの脅しに目を留め、
あなたの僕たちが、
思い切って大胆に
御言葉を語ることが
できるようにしてください。
どうか、御手を伸ばし
聖なる僕イエスの名によって、
病気がいやされ、
しるしと不思議な業が
行われるようにしてください。
するとどうでしょう、
彼らが祈り終わるやいなや、
一同の集まっていた場所が
揺れ動き、皆、聖霊に満たされた
というのです。
わたしは思います。
このときの教会の祈りを
お聞きになって、
神様が思わず「そうだ!!」と
膝を打ったのではないか、と。
こういう表現をしてよければ、
神様にはきっと、
私たちに対して、また
教会に対して、
「このことを祈ってほしい」
「こんなふうに祈ってほしい」
という願いがあるのではないでしょうか。
そして、わたしは思うのです。
きっと私たちは、
神様が期待しておられる祈りよりも
はるかに小さく、
はるかに弱々しい祈りを
しているのではないか、と。
私たちはもっともっと
大きく大きく
祈って良いのだと思います。
神様は大きな方なのですから。
ある本に、こんなふうに
書かれていました。
神は私たちの味方だが、
ほとんどの人は、
神に何を求めればいいのかを
知らない。
だから私たちの祈りは、
自分にとって退屈なだけでなく、
神にとっても
心を動かされることのないものに
なってしまう。
神様の心を動かす祈り、
なんて言ったらおこがましく
聞こえるかもしれません。
でも、神さまは
待っておられるのです。
あなたが、
教会が、
神様の心を震わせるような
祈りをささげるのを。
よく祈った!そうだ!
と、神様が「アーメン!」と
言ってくださるような祈りを
私たちは求めたい。
神様、
あなたをうならせ、
あなたの心を震わせるような
祈りをささげたい。
どうか、もっと
祈りを教えてください。
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