【聖句】
夕べがあり、朝があった。
(旧約聖書・創世記1章5節)
【黙想】
イスラエルの民にとって、
一日は日没からはじまります。
朝日が昇り、
目が覚めて、
新しい一日がスタート、
ではないのです。
日が暮れる。
仕事を終え、
家事を終え、
活動を終えて、
眠りに就く。
業を終え、眠る。
そこから一日がスタートする。
眠る。
闇の中で、
わたしたちは無防備な姿になります。
日が沈んでいる間は、
眠っている間は、
私たちは何もできません。
日が昇るまで、
体力が回復して、
目覚めるまで、
わたしたちはすべてを委ねて、
身を横たえるのです。
とても意味深いことだと思います。
わたしたちは委ねることから
一日を始めるのです。
神様に委ねて、
主にすべてを明け渡して、
わたしたちは眠る。
そこからすべてがはじまる。
私が!私が!
自分で!自分で!という
自我や恐れや心配を
手放して身を横たえて、
目を閉じることから、
はじまるのです。
すると、神さまが
神のお働きをおはじめくださる。
神様が自由に、お働きくださる。
神様のお働きを妨げているのは
あのことではなく、
この人でもなく、
多くの場合、
自分自身なのかもしれません。
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