【聖句】
命のある限り
恵みと慈しみは
いつもわたしを追う。
(旧約聖書・詩編23編6節)
【黙想】
よく知られている
詩編23編の結びの部分の言葉です。
他の翻訳も見てみましょうか。
わたしの生きているかぎりは
必ず恵みといつくしみとが
伴うでしょう。
≪口語訳聖書≫
まことに、私のいのちの日の限り、
いつくしみと恵みとが、
私を追って来るでしょう。
≪新改訳聖書≫
わが世にあらんかぎりは、
かならず恵みと憐れみと
我にそいきたらん。
≪文語訳聖書≫
私が生きている限り、
神様の恵みと憐れみ、
慈しみとが、
必ず自分と共にある。
恵みが追いかけてくる。
私がどこに行っても、
どこまで行っても、
どこにいても、
神様の慈しみが
私を追ってくる。
ダビデはこの詩編は冒頭で、
「主はわが羊飼い」と告白しています。
主はわが牧者。
我はその牧の羊である。
この関係性を思い起こそう。
私たちは主に養われる「羊」であるときが
いちばん幸いで、
いちばん強くあることができるのです。
世界で一番強く、
世界で一番安心していられるのは、
百戦錬磨の一匹狼ではなく、
羊飼いのもとにいる羊です。
わが世にあらんかぎりは、
かならず恵みと憐れみと
我にそいきたらん。
かならず、です。
神の「必ず」は、
かならずです。
アーメン。
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