【聖句】
声をあげ、
主に向かって叫び
声をあげ、
主に向かって
憐れみを求めよう。
御前にわたしの悩みを注ぎ出し
御前に苦しみを訴えよう。
(旧約聖書・詩編142編2-3節)
【黙想】
聖金曜日。
主イエス・キリストが
十字架の上で何度も
「大声で叫ばれた」お姿を
心に留めたく思うのです。
後にヘブライ人への手紙は
このように記しました。
キリストは、
肉において生きておられたとき、
激しい叫び声をあげ、
涙を流しながら、
御自分を死から救う
力のある方に、
祈りと願いとをささげ、
その畏れ敬う態度のゆえに
聞き入れられました。
キリストは
御子であるにもかかわらず、
多くの苦しみによって
従順を学ばれました。
(ヘブライ人への手紙5:7,8)
激しい叫び声と涙―。
神の御子にもかかわらず、
ではありません。
神の御子だからこそ、
主イエスは父なる神の
御懐に涙を注ぎ、
泣き叫ぶことができたのです。
助けを必要としているのに
いつものような
スマートなお祈りに終始する。
それでよいのでしょうか。
私たちは本当に
主なる神様に訴えているでしょうか。
イエスさまは、
求めよ、さらば与えられんと
約束してくださったのです。
私たちはもっと
求めねばなりません。
もっと求めてよいのです。
声をあげて。
兄弟姉妹。
声を出すことの大切さを、
私は何度でも強調したい。
声を出して歌うように、
声を出して
祈ってください。
必要を感じたなら、
大声を出して、
叫び祈ってください。
何か大切なものが
流れ出しますから。
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