【聖句】
主よ、
命の泉はあなたにあり
あなたの光に、
わたしたちは光を見る。
(旧約聖書・詩編36編10節)
【黙想】
100年前の1923年9月。
東京大震災が起こりました。
その日の夜に、
ひとつの讃美歌が生まれました。
その讃美歌の作者は、
大阪市立高等商業学校の英語講師で
大阪に在住していた
J.V.マーティンという人でした。
彼の言葉はこう書いています。
「東京大震災の日の夜、
多くの罹災者が
芝白金の明治学院の運動場で
夜を迎えました。
九死に一生を得た人々に
蚊帳とロウソクが支給されました。
その夜、
たまたま東京にいた私は
明治学院に見舞いに来たところ、
蚊帳の中で点火されたロウソクの火が
丁度、暗の中の十字架に見えたのです。
私は早速ペンを執り、
この詩を書き上げ、
その後大阪に帰って
この曲をつけました。」
1 遠き国や 海の果て
何処に住む 民も見よ
慰めもて 変わらざる
主の十字架は 輝けり
慰めもて 汝がために
慰めもて 我がために
揺れ動く地に立ちて
なお十字架は 輝けり
2 水はあふれ 火は燃えて
死の手ひろげ 待つ間にも
慰めもて 変わらざる
主の十字架は 輝けり
慰めもて 汝がために
慰めもて 我がために
揺れ動く地に立ちて
なお十字架は 輝けり
3、仰ぎ見れば など恐れん
憂いあらず 罪も消ゆ
慰めもて 変わらざる
主の十字架は 輝けり
慰めもて 汝がために
慰めもて 我がために
揺れ動く地に立ちて
なお十字架は 輝けり
聖書に記された、
主なる神様の最初の言葉。
それは「光、あれ」という
言葉でした。
神様は罪の暗闇と
地獄の苦しみの中に
世の光、まことの光なる
イエスさまを
お送りくださいました。
主は今も生きて働かれ、
あなたのために
どのようなところにも
必ず光をつくり出し
あなたを慰め、導き、
力づけてくださいます。
主よ、
命の泉はあなたにあり
あなたの光に、
わたしたちは光を見る。
わたしたちも
このように言うことができるのです。
*聖歌397番「とおきくにや」
https://www.youtube.com/watch?v=YDOEqRGEZPw
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