
【聖句】
話し合い論じ合っていると、
イエス御自身が近づいて来て、
一緒に歩き始められた。
(新約聖書・ルカによる福音書24章15節)
【黙想】
*イースター礼拝説教の一節より*
この中で、
最初にイエスさまが
あなたに近づいてきてくださったとき、
「あ、今イエスさまが
わたしに近づいてくださった」、
って気づいた方いらっしゃいますか?
いらっしゃらないでしょう。
「いや!私は気づきましたよ!」
っていう方は、
たぶん勘違いだと思います。
あなたが気づくもっと前から、
イエス様は、
もうあなたと一緒に
歩き始めておられたんです。
そしてあるとき、
はたと気づくんです。
「ああ、あのときからもう、
イエスさまは私と一緒に
歩いていてくださったんだ」って。
この二人の弟子たちが
そうであったようにです。
イエスご自身が近づいてきて、
一緒に歩き始められた。
そしてその歩みは、
これからもずっと、続くのです。
信仰の歩み。
キリスト者として生きる。
それは、難しいことじゃない、
複雑なことじゃない。
イエスさまと一緒に歩いていくことです。
子どもさんびかの歌詞を思い出します。
♪主イエスとともに
歩きましょう どこまでも
主イエスとともに
歩きましょう いつも
うれしい時も 悲しい時も
歩きましょう どこまでも
うれしい時も 悲しい時も
歩きましょう いつも♪
ある信仰の詩人の
短い詩も思い出します。
エマオ村に向かう
足の重い2人の弟子に
よみがえりのイエスは加わった
それとは知れず
互いに
話はアネモネの花のように
心にはずみ
蝕まれた丸木橋の上では
イエスが一番先に渡り
また3人並んで旅を行った
むしばまれた丸木橋。
渡るの怖いじゃないですか。
この丸木橋は、
死というものを
表しているのだろう
という人もいます。
でもイエスさまが
先に渡って、
さあおいで、
と言って手をのべ、
渡らせてくださる。
そしてまた、
何事もなかったかのように、
並んで歩いていく。
イエス御自身が近づいて来て、
一緒に歩き始められた。
今朝はまず、
この何気ない言葉を
深く心に納めたいと思います。
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