【聖句】
ダビデは更に言った。
「獅子の手、熊の手から
わたしを守ってくださった主は、
あのペリシテ人の手からも、
わたしを守ってくださるに
ちがいありません。」
(旧約聖書・サムエル記上17章37節)
【黙想】
少年ダビデが、
ペリシテ軍最強の兵士、
巨人ゴリアトに戦いを挑む
有名なエピソード。
だれがどう見ても
無謀な戦いであり、
ダビデが自信満々に
振舞っているのも、
なんだか身の程知らずの
若気の至りに思われます。
けれどもダビデは決して
若気の至りでも、
身の程知らずでも、
自信過剰な若者なわけでも
ありませんでした。
ダビデはこう言いました。
「獅子の手、熊の手から
わたしを守ってくださった主は、
あのペリシテ人の手からも、
わたしを守ってくださるに
ちがいありません。」
この直前の箇所でも、
羊飼いであったダビデが、
羊たちを襲う猛獣たちに
立ち向かったとき
何度も勝利することができたと
言っています。
そうです。
ダビデがゴリアトを
倒せると思った理由はたった一つ。
彼がこれまで
羊飼いとして働いてきた中で
あのときも、このときも、
神様がいつも
自分を守ってくださった。
だから今回も必ず、
神様はゴリアトから
自分を守ってくださる
という神様への信頼が、
ダビデに力を与えていたのです。
兄弟姉妹、
なんと素晴らしいことでしょう。
ダビデの信仰は、
彼自身の
日々の具体的な生活の中で
時間をかけて、
経験を積み重ねて
培われたものだったのです。
日々、忠実に自分に託された
仕事を行いながら、
その中で主に助けられ、
導かれ、守られてきた経験が
彼を強くしているのです。
取ってつけたような、
信仰書の受け売りのような
付けや牙の信仰では、
きっとゴリアトには
立ち向かえません。
知識は勉強で
身に着きますが、
信頼は、
身をもって知る他に
道はありませんよね。
【小さな祈り】
主よ。
ダビデのように私も、
日々の生活の中で
あなたの恵み、力、栄光、
知恵、慈しみ、守りを
カラダ全体で
味わい知ってみたいです。
主よ。
あなたと交わることを、
信仰というものを
勝手に難しく考えすぎて
いたような気がします。
少年ダビデ。
わたしもまた
あなたを信じて
丸腰でゴリアトに向かっていく、
そんなチャレンジに
憧れています。
主よ、励ましてください!
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*あなたの言葉で祈りましょう。
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アーメン。
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