【聖句】
主に従う人はとこしえに
揺らぐことがない。
彼はとこしえに記憶される。
彼は悪評を立てられても恐れない。
その心は、固く主に信頼している。
(旧約聖書・詩編112編6,7節)
【黙想】
悪評を立てられるとき。
悪い知らせを聞くとき。
私たちの心は揺らぎます。
恐れ、おびえます。
心配します。
そしてあれこれ考え込むでしょう。
私たちは、
そういう言葉や知らせを
耳にしたとたん、
信仰とは無縁の人間のように、
命綱を切断されて
宇宙空間に放り出されたかのように
神様のことを綺麗さっぱり
忘れてしまいます。
「彼は恐れず、
その心は固く主に信頼している」
とありますが、
それとはほど遠い自分の姿を思います。
しかし、この聖句には
一つのポイントがあります。
それは、
恐れず、その心が固く
主に信頼している人というのは、
「主に従う人」であるというのです。
兄弟姉妹。
私たちは、
主を信頼して恐れない人に
なりたいと思うなら、
心の持ちようの問題とか、
考え方の問題とか、
そんなテクニック的なこと
ではなく、
私たちが主に従うこと、
そして私たちが
いつも主のそばにいることを
求めることが大切なのです。
弱い心、根性の無さ、
経験不足、努力不足・・・
そんな話ではないのです。
固い信頼。
それはあなたの能力とか
あなたの努力とは無関係です。
「信頼」は関わり合いの中でしか
育まれません。
赤ん坊は、
「母親と一緒に過ごす」ことで
母親を固く信頼するようになります。
【小さな祈り】
主なる神様。
あなたと共に過ごし、
あなたのことをよく知りたいのです。
あなたの御言葉を聞き、
あなたの御心を知り、
あなたに従う者に
なりたいのです。
そうすれば
わたしの心はあなたを
固く信頼するでよう。
あなたの真実に触れ、
あなたの力を、
あなたの慈しみ深さを
味わうなら、
わたしの心は恐れず
あなたを忘れることはないでしょう。
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*あなたの言葉で祈りましょう。
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アーメン。
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