【聖句】
主よ、朝ごとに、
わたしの声を聞いてください。
朝ごとに、わたしは御前に訴え出て
あなたを仰ぎ望みます。
(旧約聖書・詩編5編4節)
【黙想】
主よ、朝ごとに。
ダビデは、毎朝、同じ時間に、
同じ場所で、主の御名を呼んでいたのでしょう。
なかなか大事だと思います。これって。
あたたかい日が続いたのに、
一転してとっても寒い朝。
大人は、またダウンコートを着込んで・・という感じ。
幼稚園の先生たちも手を揉みながら寒い寒いとご出勤。
と、ある先生が一言。
「毎朝、出勤途中で見かける、白い半袖シャツで登校してる中学生、
今朝も半袖だった・・。平気な顔で・・。」
驚愕です。
こんな寒風吹き荒ぶ朝に半袖で通学とは。
しかし、思うのです。
彼にとってはきっと、それが当たり前で、
それがいつも通りのこと。
朝ごとに、彼は半袖なのです。
兄弟姉妹。
朝ごとに主の御名を呼び求めて祈ることが、
あなたにとって「当たり前」のことになるように。
キリスト者にとって祈りは「呼吸」です。
もちろん、呼吸することが苦しい、大変だ、という日もあるかもしれない。
でも、どんなに苦しくても、つらくても、
呼吸することをやめよう、もう呼吸したくないとは思わないじゃないですか。
同じように、私たちキリスト者にとっての「祈り」もまた、
どんなときでも、続けるべきことなのではないでしょうか。
朝ごとに―。
葛藤があるでしょう。戦いもあるでしょう。
でも次第に、祈りが「彼の半袖」のようにされていく。
そして、祈りが「呼吸」のように自然なことにされていく。
寝言でも、夢の中でも、祈るほどに。
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