【聖句】
目を上げて、わたしは山々を仰ぐ。
わたしの助けはどこから来るのか。
わたしの助けは来る
天地を造られた主のもとから。
(旧約聖書・詩編121編1,2節)
【黙想】
礼拝のためにエルサレムの都へ向かう。
朝、家の玄関を出て顔を上げると、
彼がこれから越えていかねばならない
いくつもの山々が目の前に立ちはだかっている。
岩肌むき出しの荒々しい山。
巡礼の旅は試練の旅路でもあります。
彼はその山々を仰ぎつつ自問します。
「わたしの助けはどこから来るのか」と。
そして彼は、すぐさま顔をさらにあげて
力強く自らの問いに答えるのです。
「わたしの助けは来る
天地を造られた主のもとから」と。
たとえ、あなたの抱えている問題が山のように高くても、
たとえ、あなたが歩んでいく道に追いはぎが潜んでいようとも、
主なる神はその山よりはるかに大きく
追いはぎよりもはるかに強いお方です。
問題ばかりを見つめてはなりません。
まるで問題が「神」であるかのように、
問題ばかりみつめて祈ってはなりません。
しっかり、くっきり、神を見つめてください。
天地万物を造られた神を。
宇宙のすべてを創造された主を。
限りなく、圧倒的に、偉大で、力強い、主なる神を。
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