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  • 執筆者の写真元気牧師

12月8日(金)



【聖句】


ヨセフは眠りから覚めると、

主の天使が命じたとおり、妻を迎え入れた。


(新約聖書・マタイによる福音書1章24節)



【黙想】


ページェント(降誕劇)で、なかなか配役が決まらない。

それが、マリアの夫ヨセフです。


たしかに、マリアや天使比べて地味だし、

影の薄い役かもしれません。


でも、救い主の降誕に際して、

神様は彼に、非常に重要な役割を与えていました。


まず、ヨセフは、遠くさかのぼっていくとかのダビデ家の血筋を引いていた。

メシアが「ダビデの子」と呼ばれ、

ダビデの子孫として与えられるという主の約束は、

主イエスがヨセフの子として与えられることが不可欠であった。


また、救い主の母となる妻のマリアには、

ぜったいに保護者が必要であった。


マリアと幼子が辿ったその後の道のりを見るにつけ、

ヨセフがいなかったら到底生き延びていくことができなかったと思われる。



どこで見た絵画だったか、

マリアが幼子とベッドに横たわっている、

その横でヨセフが両方のほっぺたを風船のように膨らませて火をおこし、

懸命に炊事に勤しむ様が描かれている絵を見たことがあります。


メシアの母マリアを、支えるという召命のカタチがあるのです。


目立つとか、目立たないとか、

そんなことは本当に、どうでもいいことなんです。きっと。

そんな人間的なものの見方、ポイと捨ててしまえたらいいのに。


神様の目には、どの役も欠かせない大切なものなのです。


だからあなたも、周りをキョロキョロしなくていい。

神様があなたに、あなただけに、

与えてくださっている役目に一所懸命であればいい。



神様はちゃんと、見ていてくださるから。








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