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執筆者の写真元気牧師

12月24日(土)



【聖句】


「さあ、ベツレヘムへ行こう。

 主が知らせてくださった

 その出来事を見ようではないか。」


(新約聖書・ルカによる福音書2章15節)



【黙想】


世界で最初のクリスマス・イブ。

最初に救い主誕生の

知らせがもたらされたのは

人里離れた

嘘みたいな真っ暗闇で

野宿していた

羊飼いたちのところでした。


羊飼い。

牧歌的なイメージとは裏腹に

現実はまことに厳しく

さげすまれ、軽んじられ、

住民登録も不要なほど

疎んじられていた存在でした。


神さまは、

そんな彼らに真っ先に

史上最大の良き知らせを

伝えたいと願われたのです。


しかし相手は、

つま弾きにされることに慣れ

世間で起こる

どんなニュースも

自分たちには関係ないと

思っていた羊飼いたちです。


それがたとえ

世の救い主の誕生という

ビッグニュースだとしても

自分たちには関係ない、

縁のないことだ、と

思い込んでも

不思議ではありません。


ではなぜそんな羊飼いたちが

「我がごと」と

思えたのでしょうか。


きっと、

主の天使の語った

驚くべき一言が

彼らの心をとらえたのです。


 恐れるな。わたしは、

 民全体に与えられる

 大きな喜びを告げる。

 今日ダビデの町で、

 あなたがたのために

 救い主がお生まれになった。

 この方こそ主メシアである。

 あなたがたは、

 布にくるまって

 飼い葉桶の中に寝ている

 乳飲み子を見つけるであろう。

 これがあなたがたへの

 しるしである。


王宮ではないのです。

神殿でもないのです。

普通の家庭の

寝室でもないのです。


自分たちが

風呂に入らなくても

着の身着のままで

あるがままの自分で

会いに行くことができる

そんな場所に、

神の子が生まれた!


細かいことは分からない、

聖書の預言に

こうある、ああある、

そういうことは

分からなかったかもしれない。


ただ純粋に、

神様が、

私たちのような者を覚え

私たちと同じ場所に

私たちの場所に

来てくださった、

そのことが、

ただ純粋に、単純に、

嬉しかったんだと思います。


すごく、嬉しかった。


 さあ、ベツレヘムへ行こう!

 主が知らせてくださった

 その出来事を見ようではないか!


彼らの喜びのほとばしり。

ベツレヘムの馬小屋へ

駆け出していく後ろ姿。


どうか、どうか、

あなたも駆け出して。




【小さな祈り】


神さま。

さあベツレヘムへ

行こう!と言えた

彼らを羨ましく

見つめています。

どうかわたしにも

言わせてください。

強がりも失望も

投げ捨てて、

羊飼いたちの

背中を追って、

あの星の下へ

あの馬小屋へ

私も行かせてください。

私の救い主に

会うために。

*あなたの言葉で祈りましょう。

アーメン。






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