【聖句】
何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。
そうすれば、これらのものはみな加えて与えられる。
(新約聖書・マタイによる福音書6章33節)
【黙想】
この聖句と自分の腰にロープを括り付けて、
離れないようにしておきたいと思わされます。
この聖句に出会うたびに、
「そうなんだよ」と声が出ます。
主イエスはこう言われました。
・・・・
あなたがたの天の父は、
これらのものがみなあなたがたに必要なことをご存じである。
(6:32)
・・・・
これらのもの。
文脈的には「食べ物・飲み物・着る者」、
いわゆる衣食住のことであり、私たちが生きていくなかで必要なもの、こと、ひとのこと。
そして、天の父は
これらのものがみなあなたがたに必要なことをご存じである
というのです。
あらためて思います。
私たちの祈りのこと。
まるで主が私たちの必要をご存じないかのように祈っていないか、と。
もちろん、主は「求めなさい」「求めているものを打ち明けなさい」と命じておられます。
だから「〇〇をください」と求めるのは間違いではないし、
しなければならないことです。
ただそのとき、わたしたちは、
その「〇〇」にばかり心を向けていてはならないのです。
私たちは、足りない状況や問題解決に必要な〇〇を求めつつ、
主ご自身を呼び求めることに思いを集めたいと思います。
イエスさまは、山上の説教の中で、
「ましてあなたがたの天の父は!」という言葉を繰り返し繰り返しおっしゃいました。
イエスさまは、天の父を見てほしいと願っておられる。
天の父を知ってほしいと熱望しておられる。
だから私たちは、
〇〇を祈り求めつつも、
天のお父さんご自身を慕い求めたいと思います。
何か漠然とした内容のように思うかもしれませんが、
ぜひ心のなかで思い巡らしていただきたいと思います。
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