１１月５日（日）

【聖句】

憐れみ豊かな神は、わたしたちをこの上なく愛してくださり、

・・・キリスト・イエスによって共に復活させ、

共に天の王座に着かせてくださいました。

（新約聖書・エフェソの信徒への手紙2章5,6節より）

【黙想】

神は私たちを、

キリストと共に復活させて、

キリストと共に「天の王座」につかせてくださったのだと聖書は言うのです。

問　　

あなたは今、霊的な意味では、どこにいるのですか。

答　　

わたしは今、キリストと共に天の王座についているのです。

聖書の御言葉に基づくなら、

こんな問答が成立することになるのです。

すごいことだと思いませんか。

以前、ある姉妹がこんなことを言っていました。

祈りの途中、恐れや不安に押しつぶされそうになり、

悪魔の誘惑や攻撃を感じた時、彼女は、

悪しき霊に対して思わず「出ていってください！」と叫んだ、というのです。

わたしはその話をお聞きして、

彼女に心を通わせつつこのように申し上げました。

「『出て行ってください』なんて、お願いする必要はありません。

あなたはただ、主イエスの御名によって『出て行け』と命ずればよいのです」と。

お願いすることと、

命ずることとは、根本的に異なるのです。

そしてあなたは、悪魔にお願いなんてする必要はない。

主イエスの御名で命ずるのです。

なぜですか。

あなたは「キリストと共に天の王座に」ついているからです。

王座についている者が、

どうしてそれよりもはるかに下の下にいるものに向かって懇願する必要があるでしょうか。

キリスト者は、

キリストにあって自分が何者であるか、

自分の霊的な地位や、

自分にゆだねられているキリストの御名の力をしっかりわきまえねばなりません。

まかり間違っても、

悪魔に懇願するようなキリスト者になってはいけません。

あまりにも、自分自身を粗末なものだと思い込んでいる（思い込まされている）信者が多すぎる気がします。