【聖句】
待ち望め。主を。
(旧約聖書・詩編27編14節[新改訳])
【黙想】
これは、誰が誰に言っている言葉でしょう。
これはダビデが
自分自身に向かって
語りかけ、
言い聞かせ、
命じている言葉です。
彼は今、
危機に瀕しています。
敵対者に取り囲まれています。
命を狙われています。
そしてその状況を、
自分自身の力では打開することが
できないのです。
万事休すの中でダビデは、
自分自身に命じるのです。
待ち望め、主を。
雄々しくあれ。
心を強くせよ。
待ち望め、主を。
いわれれみれば
詩編の中には、
自分で自分に語りかけ
自分自身に命じている箇所が
あちこちにあります。
たとえば、
なぜうなだれるのか。
わたしの魂よ、
なぜ呻くのか。
主を待ち望め。
(詩編42:6)
あるいは、
わたしの魂よ、主をたたえよ。
わたしの内にあるものは
こぞって聖なる御名を
たたえよ。
(詩編103:1)
のように。
兄弟姉妹、
祈りは神様への語りかけですが、
祈りの深まりの中で
自分で自分に御言葉を
浸み込ませていく、
神の言葉で自分自身を
励まし、慰めてあげる、
そのように導かれることも
大切なことです。
ダビデは同じ詩編27編で
こうも言っています。
(主よ)あなたに代わって、
私の心は申します。
「わたしの顔を、慕い求めよ」と。
主よ。
あなたの御顔を私は慕い求めます。
(詩編27:8)
彼は主になり代わって、
主のご命令を、
自分に語り聞かせる。
そしてその言葉に対して、
さらに自分自身が
信仰の言葉で応答していく。
とっても大事なこと。
実に多くの人が、
まるで悪魔と対話しているような
自問自答ばかりを繰り返しているように思えてなりません。
今日、覚えましょう。
「待ち望め、主を!」
この短い聖句を、
事あるごとに、
自らに語り掛けていきましょう。
【小さな祈り】
主よ。
アドベント第一主日を迎えました。
わたしは今、
わたしの魂に命じます。
待ち望め、主を!
待ち望め、主を!
待ち望め、主を!
どんなに辛くても、
待ち望め、主を!
問題。試練。
苦しみ。痛み。
思い悩み。この病・・。
待ち望め、主を!
待ち望め、主を!
待ち望め、主を!
主よ、
わたしはあなたを待ち望みます。
あなたは必ず来てくださいます。
来て、助けてくださいます。
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・
*あなたの言葉で祈りを続けます。
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アーメン。
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