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執筆者の写真元気牧師

11月21日(月)



【聖句】


あなたがたの父は、

願う前から、

あなたがたに必要なものを

ご存じなのだ。


(新約聖書

 マタイによる福音書6章8節)


【黙想】


・・・だから、

あなたがたは祈る必要なのどありません。


と続きそうな言葉ですが、

実際はその反対に、

「だからこう祈りなさい」と、

主イエスは弟子たちに

祈り方を教えてくださいました。


天の父は、

私達に必要なものをご存じだし、

願う前から、

祈る前から、

申し上げる前から、

私たちのすべてを知っておられるのです。


だからこそ、安心して、

私達は祈るのです。


だからこそ、私達は、

真実の祈りを、

嘘偽りのない真心からの祈りを、

私達は捧げねばならないのです。


フォーサイスという人が書いた

『祈りの精神』という本の冒頭には、

「最悪の罪は祈らないこと」とありますが、


もう一つ最悪の罪があるとすれば、

それは神を欺いて、

思ってもいないこと、

願ってもいないこと、

あるいは口先だけの祈りを、

まるでお勤めのように口走ることだと思います。


すべてをご存じのお方だからこそ、

あるがままに注ぎ出し、

祈ることができる。


しかし裏を返せばそれは、

私たちの祈りが、

本当に真実なものであるかどうかが

問われているということでもあります。


でも、あまり萎縮しないでください。

とにかく、祈り始めてほしいと思います。


私達は、自分に必要なものすら

まともに分かっていないんですから。


だから、

私達のすべてをご存じで、

私達に必要なものを

知っておられるお方と

対話することを通して、

だんだんと自分の必要に気づかされ、

だんだんとまことの祈りを

捧げる者とされていけばよいのです。


つくづく思います。


祈ることができるようになる

ただ一つの秘訣は、

とにかく祈りはじめることだ、と。


主はすべてをご存じなのですから、

大丈夫ですから、

祈り始めてください。



【小さな祈り】


父よ。

あなたはすべてご存じです。

私を愛してくださっています。

ですから、

祈りの内に何を申し上げても、

それが私の真実の言葉であるなら

あなたは耳を傾けてくださいます。

どうか私の祈りが、

お勤めような、

ノルマを果たすような、

形式と習慣だけのものに

なってしまわぬように、

お守りください。

聖霊よ、

どうか私を助け、

父への祈りを教えてください。

*あなたの言葉で祈りましょう。

アーメン。





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