【聖句】
わたしたちが正しいからではなく、
あなたの深い憐みのゆえに、
伏して嘆願の祈りをささげます。
主よ、聞いてください。
(旧約聖書・ダニエル書9章18節)
【黙想】
預言者ダニエルは、
民の罪の深さのゆえに打ちひしがれつつ、
なお主に民の罪のゆるしを嘆願せざるをえない、
その板挟みの中に置かれたのです。
主なる神様に対して自分たちがしでかした罪を思えば、
決してゆるしを祈り願うことなどできるはずがないのです。
逆立ちしてもありえないのです。
その中でダニエルは、
ただ一つのことを握りしめて主の御前に出たのです。
・・・・
わたしたちが正しいからではなく、
あなたの深い憐みのゆえに、
伏して嘆願の祈りをささげます。
主よ、聞いてください。
・・・・
主の深い憐みだけを頼りに、
彼は主の御前に出、
そして祈り始めたのです。
兄弟姉妹、
自分自身の義を根拠に神の御前に立とうという思いが
あなたの心のうちにありませんか?
たった1mgでもそのような思いがあると、
私たちにとって祈りは苦行になります。
祈れる日があったり、
祈れない日、祈りたくない日があったりするでしょう。
兄弟姉妹、
今ここではっきりさせよう。
あなたは、砂粒一つほどであっても、
自分自身の正しさによって祈ろうとしてはなりません。
・・・・
わたしたちが正しいからではなく、
あなたの深い憐みのゆえに
主よ、きいてください。
・・・・
これを今の私たちに当てはめるならこうなります。
神よ、私は今から、
私のために命を捨ててくださった
主イエス・キリストの御名によって祈ります。
父よ、どうかお聞きください・・・・
あなたは、イエスさまの義だけを握って祈るのです。
それが何であれ、
イエスさまの義以外のものに頼ってはいけません。
イエスさまの御名で祈る。
イエスさまの義にすがって祈る。
この一点を魂深くに刻んでください。
そうすればあなたにとって祈りは、
平安と慰めをもたらすもの、
希望と力を与えるものになります。
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