【聖句】
この希望が失望に終わることはありません。
(新約聖書・ローマの信徒への手紙5章5節[聖書教会共同訳])
【黙想】
もし、今、あなたが失望しているなら、
それはまだ「途中」なのです。
だって聖書が、
「この希望は失望に終わらない」と約束しているのですから。
神様の約束に根拠を持つ「この希望」は、
必ず成就する。必ず喜びに終わる。必ず讃美が生まれるのです。
もし、あなたのうちに、
今までの人生で何か失望に終わってしまったことがあるなら、
それもまた、まだ「途中」なのです。
あなたの目に、それはもう失望に終わったものなのかもしれない。
でも神の目に、それはまだ終わっていない。
だって聖書は、
「この希望は失望に終わらない」と約束しているのですから。
まだ途中なのです。
まだ終わっていないのです。
私たちが主にあって抱く希望は、最後、失望に終わることはありません。
この希望が私たちを裏切ることはありません。
自分の内側に希望のカケラすら見いだせなくても
心配しないでください。
私たちが主にあって抱く希望を決して失望に終わらせないのは、
神さまだけがなせる業だからです。
必ず最後、神様は約束を固く守り、
私たちの味わったあの失望の深さは、
そっくりそのまま、よろこびの深さにかえられます。
悲しみが深ければ、それだけ、
あなたを待つ喜びは深いとすら、言えるのです。
【ちいさな祈り】
天の父なる神様。
あなたから目を離せば、
あなたの約束から目をそらせば、
わたしは途端に恐れと不安の海に沈んでいきます。
「この希望が失望に終わることはありません。」
「この希望が失望に終わることはありません。」
「この希望が失望に終わることはありません。」
何度でも、何度でも、
主よ、あなたの約束を私の心に語り聞かせます。
主よ。
子どもが欲しかったものを得たときのように、
衆目の前で上着を脱ぎさって喜び踊り続けたダビデのように、
この私が、あなたの御前で踊り、歌い、喜びの涙を捧げるときまで、
私が希望を抱き続けることができるようにしてください。
そしてこの希望がわたしを生かしてくれますように。
私がダメになったとき、
この希望がわたしを復活させてくれますように。
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*あなたの言葉で祈りましょう。
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アーメン。
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