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執筆者の写真元気牧師

10月15日(日)



【聖句】


二十四人の長老は、おのおの、

竪琴と、香のいっぱい入った金の鉢とを手に持って、

子羊の前にひれ伏した。

この香は聖なる者たちの祈りである。


(新約聖書・ヨハネの黙示録5章8節)




【黙想】


先週のはじめくらいからでしょうか、

風にのってどこからともなくキンモクセイの香り―。


好き嫌いはあるかもしれませんが、

私にとっては大好きな香り。済みきった秋の香りなのです。


子どものころ、家の近くにキンモクセイの木があって

10月になるといつもこの香りがしていました。


香りは記憶と結びつき、

記憶は感情を呼び覚まし、

感情は心を優しく撫でてくれます。


思わず家じゅうの窓を開け放ちます。

あっという間に時期が終わってしまうこの香りを、

少しでも長くとどめたくて。




こんな香りを調合なさったお方、主なる神様は、

きっと香りにはうるさい方なのではないでしょうか。、


主よ、あなたはどんな香りがお好きなのですか?

わたしたちがもし、主にお聞きしたらどんな答えが返ってくると思いますか。



聖書は言います。

・・・・

この香は聖なる者たちの祈りである。

・・・・


旧約の律法においても、

新約の表現においても、

聖書で主の御前に「香をたく」と書かれていたら

それは一貫して「祈り」の象徴です。


主なる神様にとって、

キンモクセイよりもナルドの香油よりも好ましい香り、

それは「聖徒たちの祈り」です。


私たちの(こんな)祈りが、神様を喜ばせる香りなんだと聖書は言います。


あなたが祈り始めると、

私たちが祈りはじめると、

主は主の家の窓をすべて開け放ち、

その香りを喜び楽しまれるのです。


そんなことってありえるの?


ありえるのです。

驚くべきことですが。



世界一のソプラノ歌手の歌声も素敵ですが、

私は息子の歌声のほうが断然好きです。


ある病気のご婦人は、

息子が幼稚園の時に見様見真似で弾い

たたどたどしいピアノの伴奏をテープに録っていて

もう何十年も、病床でそのテープに合わせて讃美歌を歌い続けていました。


どんなオルガニストの演奏より、

わが子の伴奏のほうがいいのです。



私たちの天の父は、

私たちの祈りを待ち望んでおられます。


あなたの祈りは、父の喜びなのです。









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