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執筆者の写真元気牧師

1月30日(月)



【聖句】


もしどうしても誇る必要があるなら、

私は自分の弱さを誇ります。


(新約聖書・コリントの信徒への手紙Ⅱ11章30節[新改訳])



【黙想】


「誇る」というギリシャ語は、

「喜ぶ」とも訳せる言葉です。


弱さは恥であり、

弱さは悲しみであると

私たちは教えられてきました。


しかし使徒は自分の弱さを誇り、

その弱さを喜ぶというのです。


なぜでしょうか。


理由は一つ。

それはパウロに与えられた主の御言葉にはっきりと示されています。


すると主は、「わたしの恵みはあなたに十分である。
力は弱さの中でこそ十分に発揮されるのだ」と言われました。
(12:9)

神の力は、

人の弱さの中にこそ

鮮やかに現れる!


このことを発見した人は、

まさに目から鱗が落ちて、

まったく新しくされます。


ある人は言いました。


神は人の強さにではなく、

人の弱さに心惹かれるお方だ、と。


人は強さを見せたがるし、

人は強さを見たがるものです。


しかしそのような

思いの中に留まっている限り、

私たちは神の力を見ることも

気づくことも、

体験することもできません。


神は人の強さは必要としません。

人の強さには惹かれません。


神はご自分の力を発揮するために

人の弱さを必要とし、

それゆえに神は、

人の弱さに心惹かれる方なのです。


だから、といって

パウロはこう続けます。


だから、キリストの力がわたしの内に宿るように、
むしろ大いに喜んで自分の弱さを誇りましょう。

兄弟姉妹、

自分の得意なことや

自分の強みを生かして奉仕することも

とっても素晴らしいことです。


でも自分の強みによって奉仕すると、

いつしか祈らなくなる。

そして成功すると

高慢になる。


弱さの中で、

祈りに祈って

進んで行くとき、

わたしたちは

神様が確かに働いてくださることを

明確に悟ことができる。



これぞ、

信仰生活の醍醐味!



【小さな祈り】


天の父なる神様。  

あなたの力が豊かに宿るように

自分の弱さを喜ぶ・・・

それは簡単なことではありません。

主よ、

まずは自分の弱さに気づかせ

認めることから

始めさせてください。

わたしが、

自分にとって損失だと、

マイナスだと、

ないほうがよいと思っているものが

実はあなたの力が宿る場所であるのなら、

どうか私に気づかせてくださり、

あなたの力を味わわせてください。

*あなたの言葉で祈りましょう。

アーメン。







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