【聖句】
信仰によって、
エリコの城壁は、
人々が周りを七日間回った後、
崩れ落ちました。
(新約聖書・ヘブライ人への手紙11章29節)
【黙想】
難攻不落の城壁の町エリコ。
この町を落とすために
主が民に命じられたのは、
首をかしげたくなるような計画でした。
見よ、わたしはエリコとその王と勇士たちをあなたの手に渡す。あなたたち兵士は皆、町の周りを回りなさい。町を一周し、それを六日間続けなさい。・・・七日目には、町を七周し、祭司たちは角笛を吹き鳴らしなさい。 彼らが雄羊の角笛を長く吹き鳴らし、その音があなたたちの耳に達したら、民は皆、鬨の声をあげなさい。町の城壁は崩れ落ちるから、民は、それぞれ、その場所から突入しなさい。(ヨシュア6:2~)
無言で城壁の周りを歩き回る
イスラエルの民を見て、
エリコの住民たちは
どう思ったでしょうか。
いやそもそも、
このような策を告げられた
当のイスラエルの民は
どう思い、
どう思いながら歩いていたのでしょうか。
半信半疑、
ヨシュアに言われるがままに
ただ歩いていた、
そういう者も少なくなかったかもしれませんね。
しかし、事実、
彼らは主に言われた通りに
城壁の周りを歩いた。
最後まで7日間、
ひたすら歩き続けたのです。
そして鬨の声をあげた。
すると、難攻不落の城壁が
崩れ落ちたというのです。
兄弟姉妹。
二つのことを分かち合いましょう。
一つ目。
信仰において大切なことは、
理解すること、
納得することではなく、
聞き従うことです。
そのときは分からないかもしれない。
なぜこんなことを、と思うようなことを
続けねばならないかもしれません。
しかし、
それが主の御旨であるならば、
私たちは主に服従して
続けるのです。
六日目でやめてはなりません。
七日目の六週でやめてもなりません。
七日目の七週目に踏み出していく。
主がそうおっしゃったからです。
二つ目。
御言葉に服従して踏み出す時、
理解や納得は、
必ずその後から
訪れることを覚えましょう。
御言葉を理解する。
それは頭脳的なことではなく、
霊的、実践的なこと。
聖霊の促しをいただいて、
「しかし、お言葉ですから」といって
そのとおりにする。
そうやって御言葉に服従するとき、
主の御言葉が真実であることを
私たちは味わい知るのです。
【小さな祈り】
主なる神様。
あなたはおっしゃいました。
聞き従うことは、
いけにえにまさり、
耳を傾けることは、
雄羊の脂肪にまさる
どうか私が、
あなたの御言葉に
聞き従うことを選び取る者と
されますように。
そしてあなたの御言葉が
真実であることを、
身をもって体験する者と
されますように。
そうやって、
誰にも何にも奪えない
あなたとの交わりを
育むことを得させてください。
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*あなたの言葉で祈りましょう。
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アーメン。
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