【聖句】
思い煩いは、何もかも神にお任せしなさい。
神が、あなたがたのことを
心にかけていてくださるからです。
(新約聖書ペトロの手紙Ⅰ第5章7節)
【黙想】
昨日は雨の土曜日でしたが、
わたしはキリスト教保育連盟の研修で
名古屋の熱田教会・堅磐信誠幼稚園に出かけました。
熱田教会の礼拝堂は1930年献堂の趣のあるものですが、
もう間もなく解体され新会堂が経つのだそうです。
今までのイメージを同じような会堂を建てるのかと思いきや、
とてもスタイリッシュな会堂になるようです。
楽しみですね。
建築会社のウェブサイトに完成予想図が載っていました。
名古屋の阿部建設と言えば、
山田教会の1970年の会堂建築の際に大変お骨折りいただいた会社ですね!
不思議な縁を感じます。
さて、話を戻しましょう。
昨日の研修会では、
熱田教会牧師で幼稚園設置者でもある小林光先生が、
得意のギターを片手に、語りつつ、歌いつつの講演をしてくださいました。
講演の締めくくりに先生は、
熱田教会の2023年度の年間聖句をご紹介くださいました。
それが今日の聖句にあげた第一ペトロの言葉です。
・・・・
思い煩いは、何もかも神にお任せしなさい。
神が、あなたがたのことを
心にかけていてくださるからです。
・・・・
会堂建築を巡って様々な困難を乗り越え、
また乗り越えている教会に与えられた神の約束。
小林先生はこの聖句そのものに
ギターの伴奏をつけた曲を披露してくださいました。
歌いやすい曲でしたので、
最後は出席者皆でこの歌を歌いましたが、
先生は途中で私たちに「合いの手入れてください」とおっしゃったのです。
「『思い煩いは何もかも』と歌ったら『ぜんぶっ!』って言ってください!」
「『神にお任せしな~さい』と歌ったら『すぐにっ!』って言ってください!」
「『神が、あなたがたのことを』と歌ったら『いつもっ!』って言ってください!」
「『心にかけていてくださるからです』って歌ったら『アーメン!』って言ってください!」
そして楽しくみんなで合いの手を入れつつ歌いました。
わたしはこの「合いの手」の言葉を聞きながら、
『すぐにっ!』という言葉に心惹かれる思いがしました。
思い煩いは何もかも、
すぐに!神にお任せしなさい!
わたしたちは、神にお任せするのが遅すぎやしないだろうか。
自分であれこれこねくり回して、
あれやこれやほじくりまわして、
ようやく最後に「神様~」と祈り始める。
そんな感じと違いますか?
「すぐにっ!」
もうこれは「反射的にっ!」って言ってもいいんじゃないでしょうか。
思い煩いがやってくる。
考えるよりも早く、
すぐにっ!神様を仰ぎ、神様に明け渡し、
神様の力に期待する、神様の導きに信頼する。
私たちが思い煩うときって、
神様から目を離しているか、
神様を小さくしてしまっているか、
そのどちらかです。
ペトロの手紙では、この聖句のすぐ前、
第4章の終わりではこうも言われています。
・・・・
神の御心によって苦しみを受ける人は、
善い行いをし続けて、
真実であられる創造主に自分の魂をゆだねなさい。
・・・・
真実である創造主。
この大きな大きな神様に目を注ぎ、
しっかりと目を留めて、
自らの思い煩うところを委ねていく。
駆け足で、さらさらと、ではなく、
しっかりと、委ねていくのです。
すぐさまっ!
委ねるのは、早ければ早いほど良いのです。
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