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執筆者の写真元気牧師

1月20日(土)



【聖句】


直ちに、身に着けている飾りを取り去りなさい。

(出エジプト記33章5節)



【黙想】


そして、

「イスラエルの人々は、ホレブ山をたって後、飾りをはずした」と続きます。


主なる神をいただいた民でありながら、

イスラエルの人々は自分たちの飾りを外し、

それを溶かして金の子牛をこしらえ、

その偶像を神と仰いで礼拝したのでした。


この信じられない有様に、

当然、主は憤られモーセは怒りました。


そのような中で主は、

「直ちに、身に着けている飾りを取り去れ」と命じられたのです。



「飾りを取り去れ!」

このご命令は、時を越えて

私たちの心にも迫ってくるものがあるように思うのですが、いかがでしょうか。


昔、若い神学生がある教会で礼拝説教の奉仕をしたときのことです。

礼拝が終わった後、指導牧師が近づいてきて、

彼の背広の胸ポケットを指さしてこう言ったそうです。


「背広のポケットには光るものを入れるな。」


神学生はあわてて、

胸ポケットに差していた万年筆をしまったそうですが、

後々ゆっくり振り返ったとき、こう思ったそうです。


「先生は万年筆のことを言ったんじゃなくて、

説教者として『飾りを取り去れ』ということを仰りたかったんじゃないか」と。


説教者には、キラリと光るものがあってはいけない。

そういう教えとして受け取るべきだと、のちに思ったそうです。



身に着けている飾りを取り去ること。

それは、私にとってはどういうことだろう。

あなたにとっては何を意味するのだろう。










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