【聖句】
心の貧しい人々は、幸いである、
天の国はその人たちのものである。
(新約聖書・マタイによる福音書5章3節)
【黙想】
主イエスの「山上の説教」の冒頭の言葉。
神の国の憲法第一条のような宣言。
ある人はこの言葉を、次のように意訳した。
・・・・
心砕かれ、神にしか頼れなくなった者は
神の力が及ぶ幸いがあります。
天の御国というのは、そういう人たちのものだから。
・・・・
心砕かれ、神にしか頼れなくなった者―。
すぐにイザヤ書の言葉を思い出します。
・・・
わたしが顧みるのは
苦しむ人、
霊の砕かれた人
わたしの言葉におののく人。
(イザヤ66:)
・・・
弱さを嘆くのではなく、
嘆きつつも、叫びつつも、
この弱さにこそ神様の力が宿るという約束を握り、
神にしか頼れなくなっている自分を神様の前に置いて
神さまに訴えよう。
「あなたの御言葉の通りに、今こそ、この身になりますように。」
心砕かれ、神にしか頼れなくなった者は
神の力が及ぶ幸いがあります。
天の御国というのは、そういう人たちのものだから。
アーメン。
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